ブログの継続更新って大変だなあ。
すぐに結果が出るものじゃないからモチベーションも保ちづらいし、
継続更新できている人って、どんな所に気を遣っているんだろう。
そんな疑問に答えます。
ブログの毎日更新は100日ほど続けました。途中から『ただ量産しても仕方ない』と思い、自分なりのスタイルを作るのに悪戦苦闘しましたが、結局の所この5年間、何かしら毎日文章を書いています。
ただ、周りの人達も同時期にブログを始めたのですが、今は全員やめてしまいました。当初は同じ目的を持って始めた人達だったのですが、今でも周囲でブログを書いているのは私だけです。
一体、何が違うのでしょうか?
なお、Web小説にしても5年ほど続けていますが、同じ事が起こっています。舞台演劇には10年以上関わって来ていますが、そこでも同じ事が起こりました。
そんな立場だから、お伝えできる事があります。
この記事では、ブログの継続更新に失敗する人の特徴を語ることで、『ブログの継続更新って難しい』と考えている人達に向けて、以下のような悩みを解決していきます。
- どうすればブログを継続更新できるのか
- 質と量を維持するためにはどうしたら良いのか
- ブログを継続している人はどんなマインドセットで行っているのか
今日から取り入れられるような形で説明できるよう頑張っていきますので、ぜひ読んで頂けると嬉しいです。
Contents
スポンサーリンク
ブログの継続更新に失敗する人5つの特徴
それでは、本編に進みたいと思います。
ブログの継続更新に失敗する人は、大きく分けると以下のような特徴を持っています。
- すぐに結果が出る事を期待しすぎる
- 最初から100%の力で書こうとしている
- ブログを書くための下調べをしていない
- 成果を出す前に他の事に目移りしてしまう
- 同時に複数の事をやろうとしている
ブログに限らず、私が知っている『物事を継続できない人』というのは、ほぼほぼこのパターンです。
これまで自分の創作活動を通じて、比較的他者の頑張っている姿を見ることが多かった私ですが、挫折するタイプというのは大体この5つのどれかに集約されています。
つまり逆に言えば、これらを避けると継続しやすくなるということです。
それではいってみましょう!
すぐに結果が出る事を期待しすぎる
ブログに限って言えば、正直これが一番多いです。
これは、『収益化』や『アクセスアップ』を目指すブロガーが多い事にも由来していると思います。
特にSEOの知識がない人、私の周りでは8割方これで諦めてしまっています。
あなたの周りではどうでしょうか。
なおこれって、大体ブログを始めると、どこでも言われる事が多いんです。『ブログはすぐに成果が出る事はないです』とか、『副業にしたいんだったら最低でも半年は見てください』みたいな。
でも、期待してしまう。それはなぜでしょうか。
一体どういった流れで自分のブログが読まれるようになるのか、きちんと理解できていないからなんですね。
ここでいう『きちんと理解』とは、つまり『長い目で見た時にブログのアクセス数というのは上がっていくんだ』『収益化はできるんだ』という事を体験していない、という事です。
一体どこがゴールか分からなくなってしまうんですよ。
成功体験が無いからですね。
結果、まだ始めて3ヶ月も経っていなかったり、記事数にして10記事も書かないうちから、『なんとなく壁がとても厚い気がして』、書けなくなっていってしまうんです。
この問題に対するおすすめの対策は、『もう結果なんて最悪出なくても良いから、ブログを書く過程で得られるスキルの方に目を向ける』ということです。
成功体験は成功しないと得られないですからね。
よく考えてみてください。今すぐ結果が出ないとまずい理由、何かあるでしょうか。
正直、どうしても副収入を今すぐ得たいという理由があるのであれば、ブログなんて始めている場合じゃないです。
副業を始めた方が100倍早いです。
そちらを強くおすすめします。
ブログって、長い目で見ると色々な事を学べますし、スキルも増えていきます。
まずそこを楽しんで、植物の種に水を撒くような気持ちで、ゆっくりと自身のメディアを成長させていくというのはいかがでしょうか。
メディアを成長させるために1年も勉強すれば、実際の結果がどうであれ、確実に自分が見ている世界は変わっていますよ。
最初から100%の力で書こうとしている
次はこれです。これも私の周囲では、めちゃくちゃ多かったです。
特に1番と相乗効果で、始めて1ヶ月も経たないうちから諦めて去って行ったりする人もいました。
ブログは、最終的には膨大な量の文章を書く必要があります。
1記事平均4,000字を100記事書くだけで、もう40万字になっています。
あまりピンと来ない方のためにお話しますと、文庫本3冊分くらいです。
文庫本一冊、つまり33記事相当に当たる文章を書くのに、プロの小説家でもわりと1ヶ月とか余裕でかかります。人によって差はありますが。
ブログを始めたばかりの我々は素人なんですよ。文章を100万字も書いたことがない人がほとんどだと思います。
これが、まともに収益化する事を狙って行くのだとすれば、200、300記事は書く必要が出てくるわけです。
1本の小説だったらかなりベストセラーの部類ですよ。
小説家だって書くのは結構大変です。
だから、最初から100%の力で書こうとしない方が良いんです。
たとえば『毎日2記事更新』なんかです。社会人や学生で平日が埋まっている人が大半でしょうから、その状態で頑張って2記事も書こうとすると、初心者のうちは膨大な時間がかかってしまい、一瞬にして挫けます。
それでも100%の力を出し切って2記事を書いて、1週間もしたら身も心もすり減ってしまって、書くのをやめてしまうわけです。
それじゃ意味が出なくて、あまりにも勿体ないんですよ。
だって最終的には、200、300記事と書いていかなければいけない媒体ですから。
だから、100%の力なんて出し切らなくて良いんです。
50%の力で良いですから、まず自分にとって納得のいく記事を1記事、書いてみてください。
文章というのは、どれだけざっくり書いても、書くのに最低3つの工程を必要とします。
- アウトラインを作る
- 文章を書く
- チェックする
アウトラインというのを、可能な限り汎用的なテンプレートにするんです。
自分の中で汎用的なテンプレートにできる正解のあり方を、模索しながら記事を書いていくんです。
自分の中でアウトラインができたら、あとはもう記事を量産していくだけです。
そうすると、必死で2記事書いていたのが、わりと楽に2記事だったら書けるようになってきます。
100%の力を出し切ってもへとへとで質が低かったものが、50%の力で質の高い記事を書けるようになるんです。
根性より習慣化です。あまり気力を出しすぎないようにしましょう。
ブログを書くための下調べをしていない
ブログの記事を書くためには、意外と沢山の下調べをする必要がある事に気付くと思います。
すごくやってしまいがちなのは、『文章を書いている最中に調べる』ということです。
これ、1記事書くのにものすごく時間がかかるんですよ。逆にかかるんです。
調べた結果、文章が書き直しになりますから。
事前情報はすべて調べて、文章はアウトラインの段階で一度書き出してしまうんです。文章の具体的な肉付けは、その後でも遅くはありません。
必ず、下調べは最初に済ませるようにしましょう。
もちろん、書いている最中にアウトラインが変わる事だってありえます。
文章にしている最中に、「あ、こんな事も調べる必要があったなー」と、検索をかける事だってあるでしょう。
でも、初めから調べなければ書けないと分かっている文章を、『書ける所から書き始めてしまう』というのは完璧にNGです。
その書いた文章が無駄になる可能性、相当高いです。
しかも文章を書く上で、出戻りって相当ストレスがかかります。
良いこと無いです。
ぜひ、記事を書く上での下調べは最初に済ませてしまう事をおすすめします。
成果を出す前に他の事に目移りしてしまう
前述の通り、ブログというのは成果が出るのにとても、とても時間がかかる媒体です。
今、お金を稼ぎたいのなら、クラウドワークスでもやってみた方が100倍早いです。
だから、当初自分が持っていた『本来の目的』を忘れてしまいがちなんですよね。
一体自分は、どうしてブログを始めようと思ったのか。
一体何年くらいかけて、ブログをどの程度のメディアに育てようと思っているのか。
目標を設定したら、必ず定期的にそれを掲げるようにしましょう。そうすれば、元の『ブログを書く』という意識に戻って来られる可能性が飛躍的に高まります。
よくあるのは、ブログがすぐに結果が出ないからといって、なんとなく別の事に逃げてしまうという現象です。
なんとなーく1日マンガを読んでしまって、ブログが書けなくなるとか。
ブログを書こうとしたらデスクトップが散らかっているのが気になって、1日中ファイル整理をしていましたとか。
観たい映画があったから、それを優先してしまったとか。
そのように、成果を出す前に他の事に目移りしてしまうマインドでは、ブログが成功することはまず無いと言って差し支えないと思います。
ブログを立派なメディアに育てたいと思ったら、書かないと始まらないんですよ。
でも書いてもすぐに始まる訳ではないので、飽きてしまっているんですね。
そんな時は、自分がどのようなメディアを作りたいのか、どういった場所に到達したいと考えているのか、『収益の金額ではなくメディアの完成形について』可能な限りイメージを膨らませるようにしましょう。
そして、その完成形のイメージにたどり着くためにはどうすれば良いのか、必ず手順を明確にしましょう。
合っていなくても、とりあえず仮設で良いんです。
その完成形のイメージが、やがてはブログを完成まで引っ張って行ってくれます。
まずは仮説を立てることです。
同時に複数の事をやろうとしている
最後は、自分の行動量に自信がある人ほど、やってしまいがちなお話をしたいと思います。
何かを始めた時は、相乗効果などが見込める時以外は、原則1つの事に集中するようにしましょう。
他に良いアイデアを思い付いたからといって、同時に始めようと思わない方が良いです。
同時に複数の事をやろうとしている。一見とても良さそうな事のように見えます。
でも、アウトプットに関しては、これは避けた方が無難なんです。
いや、これがきちんとフローになる所まで落とし込めていれば良いんですよ。
たとえば、ブログの読者をSNSから引っ張りたいと思うので、ブログをやっている傍ら、Twitterにも手を出したいとします。
ブログを毎日1記事書くことを前提に、Twitterを1日3ツイートする事を目標にする。
それはどちらをいつ考えて、いつ実行する。各タスクを細分化して、1日のうちでどこまで進めておけばできる、できない。だから1日はこういう風に時間を使おう。
ここまで考えられているなら良いです。全然問題ナシです。
でもそうではなくて、『他に良いことを思い付いたから』という理由だけで、なんとなく興味が向いた方に手を出しているケース。
これは止めたほうが良いです。
絶対に、どちらかに集中するべきです。
何故かと言うと、自分が1日に割けるリソースって、どこまで行っても1日までなんですよ。
時間だけは有限なんですよね。
たとえばブログを書くのに時間がかかるから、それを考えるのが嫌で、なんとなくTwitterでツイートしていたとします。
でも、そのブログを書く時間ってどこかで割かないと、一生ブログって書けなくなるんですよ。
で、次はTwitterでツイート思いつかないからYoutubeやってみるか、とかですね。
もう負のループがメビウスの輪みたいになってます。
何故そういった思考に陥ってしまうかというと、ある物事を継続させる時は、必ず継続しやすい時と、しにくい時が出てくるからなんですね。
この、『継続しにくい時』に他の事を始めてしまうと、一生戻って来られなくなります。
だから、継続しにくい時こそ机にかじりついてでも、ブログを継続する。これが大事だと思います。
継続しにくい時にも継続する。これを意識していると、いつか必ず継続しやすい時が訪れます。
一回それを経験すると、案外次も乗り越えられるものですよ。
ブログの継続は誰にでもできる
さて、ここまで『ブログが継続できない人の特徴』を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後にもう一度、おさらいしたいと思います。ブログを継続させるために、以下の事をに気を付けるようにしましょう。
- 成果はゆっくり数年単位で現れてくる事を認識しましょう
- 持てる時間を全て使ってフルパワーで書くのはやめましょう
- 記事を書く前に下調べをしてアウトラインを作りましょう
- 常に『自分のブログの素晴らしい完成形』をイメージして書きましょう
- 継続がきつくなった時に、他の事に逃げるのはやめましょう
これを意識する事によって、ブログの継続更新が苦ではなくなると確信しています。
もしもブログの継続難しいなと感じている方が居たらぜひ、今回ご紹介した要素に当てはまっていないかチェックしてみてください。
きっと、改善することで明日から『継続できる人』になれると思いますので。
それでは、今回はこのあたりで終わりにします。