全然ブログのアクセスが来ない……。
もう100記事も書いてるんだけど、一体いつになったらアクセスは増えるんだろう?
そんな人向けの記事になります。
ブログを始めて早5年。最初のうちは全くヒットする記事を書けなかった私ですが、書きに書いて、300記事を公開しました。そろそろ400記事に到達しそうで、削除分なども含めると500記事以上は書いています。
ここまでブログを書いてきて、アクセスの集まる記事と集まらない記事というのはかなり明確になって来ました。
初心者でブログを始めた人が、右も左も分からない所から勉強を始めて書いたとしても、やっぱり最初は知識が不足しているので、こうなってしまう事も多いでしょう。
すぐに全体像をイメージできるものではないです。私も、何度も挫折しました。
でも、辛い思いをするのは一人だけでいいですよね。
この記事では、ブログのアクセスがない理由を複数のチェックポイントに従って書いていきます。
全部で11個です。ブログをやるなら、これだけは知っておいて欲しい!
Contents
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そのブログにアクセスがない理由はニーズがないから
まずは、そのブログの需要(ニーズ)を見ていきましょう。
特に雑記ブログだと「ニーズなんか記事によって違うよ!」となりそうですが、それでもニーズが必要です。記事ごとにニーズを狙って書けば、わりと事情は違ってきます。
私も過去のブログでは、ニーズの無い記事を山程書いて撃沈しました。ここでは、最低限意識しておきたい3つのポイントについて説明します。
その記事、ターゲット(読者)は明確ですか?
記事である以上、ブログのアクセスを集めるにはターゲット(読者)が必要です。読みたい人が居て、そこに向けて記事を書くからこそ、その記事は読まれるのです。
そのためには、「こんな記事あったらいい『かも』な」「なんとなく需要ありそうだな」で記事を書き始めるのをやめましょう。
何故か!
現代において、ニーズは具体的に検索数という形で調べられるからです!
これを利用しない手はありません。もう、ブログアクセスアップのために必要な情報は初めから提供されているようなものなのです。
検索キーワードを意識しましょう
ということで、ターゲット(読者)を明確にするためには、検索キーワードというものが必要です。
ほとんどの読者は、情報を求めて検索エンジンを使う事で、ブログに辿り着くからです。
うわあ、家の洗濯機が壊れた! どうしよう。
新しい洗濯機を買うしかないか……。
でも、最近の洗濯機ってどんなものがあるんだろう?
『洗濯機 おすすめ』で検索しよう。
だいたいこんな感じです。
ということで、自分が書こうとしている記事の読者がなんとなく想像できたら、ツールを使って検索数(ボリューム)を調べてみましょう。
具体的には、『Googleキーワードプランナー』、『UberSuggest』、『関連キーワード取得ツール』あたりが分かりやすくて有力です。使い方を調べてみてください。どれも検索ポチ、でわかるものばかりです。
『UberSuggest』については、当サイトでも紹介しているので活用してみてください。
参考【SEO対策】ロングテールキーワード選定、私はここを失敗した【正しい手段も説明します】
続きを見る
どういったキーワードを狙っていくべきか?
医療・健康関係の記事は、Googleからはっきりと『より専門的な信頼度の高いコンテンツを上位表示する』と発言があったので、専門家でない方のブログでは避けた方が無難です。
出典:Googleウェブマスター向け公式ブログ
ということで、それ以外のキーワードを狙っていく事になりますが……ポイントは、『自分が得意な題材を選ぶ!』ということです。
結局、自分が知識を沢山持っている内容でなければ、上位表示って難しいです。
そのブログにアクセスがない理由は検索エンジンに評価されていないから
さて、読者のニーズをある程度想定したとしても、検索エンジンに「その手の専門的な知識が詰まったページである」と認知されなければ、検索の上位表示になることはありません。
ここでは、どうやって検索エンジンに専門的知識を所有していると判断させるのか、その方法をご紹介します。
記事ボリュームごとの攻略目安
検索キーワードには需要の大小というものがあり、何でもかんでもキーワードを意識したからといって、いきなり検索上位に表示される訳ではありません。
大きな目安としては、以下のようなイメージです。
ポイント
- 検索ボリューム100~1000:1ページでも上位に表示される可能性アリ
- 検索ボリューム1000~1万:複数ページで上位を狙う
- 検索ボリューム1万以上:専門知識を揃えたビッグコンテンツを作る
つまり、雑記ブログでゴリゴリアクセス数を集めるなら、検索ボリュームが少なめの記事を山程狙っていくというスタイルになります。
時事ネタやトレンドなども追いかけて行くと、検索上位を達成した後に需要が爆上がりしたりもするので、尚良いという感じです。
ところで、「検索数が少ないんだったら、適当に書いていてもいつか当たるんじゃない?」という声が聞こえて来そうです。(昔の自分です)
残念ながら、この件に関しては断言したい。
適当に書いていてもいつかは当たりますが、それって20記事に1ヒットくらいの確率です。
1記事書くのに1日使ったら、20記事書くとだいたい1ヶ月くらい過ぎていきます。
それで100~1000アクセス(しかも1位でもなければ、全部を取れる訳ではない)って……。100記事書いても月大体、500アクセス。月ですよ? いずれは数十万アクセスを狙わないといけないのに?
実際は個人の知識って偏っているのでもう少し伸びますが、これがキーワードを狙って書くと5記事に1ヒットくらいまで縮められます。
結論、狙うべきです。
大きな需要は大きなサイトで達成する
では、検索ボリュームが1000以上の大きなニーズは、我々雑記ブロガーにはどうしようもないのか? 太刀打ちはできないのか?
これも結論からお話しますと、検索ボリュームが1000以上のキーワードを狙ってブログのアクセスアップをしたければ、複数の記事からなるまとめを作るべきです。
この時、大きな検索ボリュームを持つキーワードを一般的にビッグキーワード、小さな検索ボリュームを持つキーワードをロングテールキーワードと呼びます。以下のような感じです。
ポイント
- ビッグキーワード:『iPad 購入』など
- ロングテールキーワード:『iPad 購入 おすすめ』『iPad 購入 安い』など
いずれビッグキーワードを取りに行く事を重視してロングテールキーワードの選定を行っていくことで、ビッグキーワードでも上位表示される可能性が高くなります。
このあたりのSEO対策のやり方につきましては、下記の記事で詳しく解説しましたので、見て頂ければと思います。
参考SEO対策のやり方とは。費用をかけずに今すぐできる具体的な方法【ブログ編】
続きを見る
記事の各所にキーワードを入れる
さて、キーワードの選定ができたら、次はどこに検索キーワードを散りばめて行くかです。
もちろん全部に! ……と言いたい所ですが、やたらめったらキーワードを入れまくったとしても、文章がきちんと伝わる内容でなければ検索の上位表示は難しいです。
それでも、以下の部分にはキーワードを入れるようにしましょう。
- タイトル
- 見出し(H2タグ)
- 本文(無理のない範囲で)
- メタディスクリプション【優先度低】
上記の場所に検索キーワードを入れていくことで、検索エンジンから「その検索キーワードの情報が網羅されたページである」と認識してもらえる可能性が高くなります。
……ほんと、5年前の自分に教えてあげたい。
そのブログにアクセスがない理由は専門的なコンテンツになっていないから
さて、ニーズがあり、検索上位表示されるための対策も施した。それでも記事の順位が上がらないとするならば、まだコンテンツに専門性が無いのかもしれません。
狙っている検索キーワードで、実際に検索エンジンで検索をかけてみましょう。上位表示されているページ群と、自分の書いた記事とを比べて、情報が足りなければ追記を行います(コピーはダメですよ!)
それでも駄目なら……それは、文章の書き方かもしれません。
需要がある記事の基本は『問題解決』です
これは小説などの世界でもそうなのですが、需要がある記事の基本は『問題解決』です。ここにフォーカスできているかどうかで、ブログのアクセスアップに繋がる記事かどうかが決まってしまうと言っても過言ではありません。
まずは、その検索キーワードで検索をしてくる読者が、一体どういったニーズを持っているのか。それを明確にしましょう。
もし競合が多いなら、問題解決の方向性を変えてみるというのも良いかもしれません。
たとえば「洗濯機 おすすめ」といったキーワードを狙うなら、縦型とドラム型のうち、どちらかにこだわってみるとか。
どのような洗濯機が優れているのか、良い機能を揃えた洗濯機であることを主張してみるとか。
あるいは、すべての洗濯機を比較して、洗浄力にこだわってみるとか。
解決策はいつも、複数のパターンが考えられます。
What・How・Whyを明確にしましょう
上記3つを明確にしてから書くと、記事を最後まで見てくれる確率が上昇します。
- What:問題になっているのは何か
- How:それをどのように解決すれば良いのか
- Why:Howで述べた根拠は何か
順番も大事で、1~3の順に述べます。
魅力的な問題提起をして、それを先に文章の中で解決してあげるようにします。それが何故そうなるのか、根拠や具体例といった部分は最後に持ってくるようにしましょう。
こうすると一見、解決策を先に提示したことで「解決策を読んで、そのまま離れてしまうのではないか」と思ってしまいがちですが、実は「そうか、そういう解決策があるのか。その理由? ふむ……」となり、読んでもらえるようになります。
もちろん解決策を見て離れていく読者も一定数居ますが、それは解決策を先に提示しなかった場合、満足せずに去っていくユーザです。なので、結局滞在はして貰えないんですよね。
このあたりは『ヒートマップ』というツールを使うことで、ページのどの部分に読者が注目しているのかを解析することができますよ。
記事数が増えてきたら、まとめページで関連付けましょう
検索ボリューム100〜1000程度のロングテールキーワード記事が溜まってきたら、今度はビッグキーワードを担う記事でまとめを作りましょう。
こうすることで、そのブログが専門的なコンテンツを持っているということが、読者にも検索エンジンにも理解されやすくなります。……まとめを作るのはちょっと面倒ですが、やりましょう。ユーザのためです。
そのビッグキーワードを持つ記事も上位表示されやすくなりますし、こういった読者のニーズを解決する専門的なコンテンツが増えれば増えるほど、ブログは優位になっていきます。
それでも『ブログにアクセスがない』なら、時間の問題かも
最後に、「こういった事をすべてやっているにも関わらず、ブログのアクセスがないんだよ!」という方のために、ひとつだけ可能性を提示したいと思います。
検索エンジンって、そんなにすぐには個人ブログの評価を上げてくれないんですよ……。
3ヶ月程度を目安に考える方が多いようですが、ぶっちゃけ3ヶ月じゃ無理です。半年〜1年はかかると思っておいた方が良いです。
ブログを作って1ヶ月で、「アクセスがない、もう駄目だ」となってしまう気持ちもよく分かるのですが、これが検索エンジンの現状です。作ったばかりで信頼のないサイトは、そう簡単に上がれないようになっているんです。
私も、最初に作ったブログは月1万アクセスを獲得するのに2年かかりました。
……ということで、ブログのアクセスがない問題について書いていきました。
千里の道も一歩から。個人メディアもすぐには伸びないということで、最低限これらのポイントには気を付けつつ、記事を書いていって頂ければと思います。