よく、『質の低いブログ記事は削除するべき』っていう話があるよね。
削除した方がブログのためになるという事は分かったけど、この『質』の判断基準ってどうすればいいの?
こんな疑問を持っている方の悩みを解決します。
ブログ記事の削除って、悩みますよね。アクセスが無いと言っても、どこかで人気が上がる事もあるんじゃないか。そんな風に思う事もあるのではないでしょうか。
ブログ歴は6年目ですが、過去のブログはほぼ削除することになりました。そんな経験から、分かる事を共有します。
そもそも、質の低いブログ記事の『質』って何、という話ですよ。私もここが分からず、ブログ開始1年半くらいで50記事削除したら、検索流入が激減したことがあります。
ある程度実体験から結論も出ているので、この記事で明確に定義していきます。
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『質の低いブログ記事は削除』の『質』とは何かという話
いきなり結論ですが、以下の3つにすべて該当するものが『質の低いブログ記事』です。
『ブログ開始半年後、3ヶ月以上経った状態で』
- 検索順位50位以下
- バズりなし・アクセスほぼ0
- リライト不能
それでは、順番に見ていきましょう。
ポイント①:検索順位50位以下
これは、GRCやRankTrackerなどのツールを使うことで見えるようになります。
こういったツールは有料なので、私も登録をためらっていた時期があるのですが、ブログを運営する上で無くてはならないものです。まだの場合は登録しましょう。
参考Rank Trackerが複雑で難しい人のための料金・使い方【SEO検索順位チェックツール】
続きを見る
これを使うと、自分の狙った検索キーワードでの検索順位が分かるようになります。
もしも検索キーワードを狙っていないブログ記事だとすれば、そもそも検索流入は無いという事になりますので、SEO的にはあまり良くない状態です。
この場合、検索順位もへったくれもない状況なので、特別な場合を除いて削除対象です。
……ただ、自分の思ってもいない所からアクセスが発生している可能性はあります。
そこで、第2のルールも見ます。
ポイント②:バズりなし・アクセスほぼ0
たとえ検索流入がなくても、SNSでバズっていた場合は消さない方が良いです。
その場合は被リンクが付いている事が多いので、ブログの強化に繋がっている場合があるからです。
ポイント
『被リンク』
他のサイトから自分のブログに張られているリンクのこと。
私はここを理解しておらず、『一時バズったけど、今はアクセス0』という記事を消して、検索流入が減りました。パワーが落ちたんですね……。
SEOの世界では、『被リンク』は未だ重要な情報となっており。有名なサイトから被リンクがあることで、ブログ全体の評価が上がるんですよ。
それが無い状態で、アクセス0。ここまで来れば、削除も見えてきます。
ただ、これを満たしていても次があります。
ポイント③:リライト不能
どんな記事でも、自分が時間を書けて作ったものですから、できれば消したくないんですよね。
ここで、『リライトできるかどうか』というふるいにかけます。
検索順位を見て、競合はどうか、どんな情報を付け足したら、または引いたら良いのか、タイトルはどうか……。
これらを網羅して、全体の半分以上を書き直すほどの状況……つまり『リライト不能』なら、これはもう削除して新しい記事を書いたほうが良いです。
ブログは続ければ続けるほど経験値が上がりますから、過去の自分が100%の力で書いた記事だとしても、今の自分から見ると5%くらいだったという状況がよく起こります。
ただ、オリジナルの文章を残して書いたほうが良いものができそうなら、リライトを行います。
これも、検索キーワードありきです。つまり、自分の記事の検索順位が分からなければ、リライトの方向性が決められないんですよね。
検索順位チェックツールって重要ですね。
ブログ記事を削除する上での注意点
さて、上記3パターンに該当した場合に『ブログ記事を削除する』という行動を取る訳なんですが、ここでも注意点があります。
それは、以下3つのポイントです。
- ブログを開始してから半年以上経過しているか?
- 記事を公開してから3ヶ月以上経過しているか?
- 削除した後、全体の記事数が150~200記事以上あるか?
私はここを知らずに消してしまって後悔した事があるので、注意して頂きたいなと思います。
ブログ記事の削除って、つまり検索エンジンからの評価を上げたいからする行為なので……検索順位が定まっていないうちから削除すると、単に作業時間を失うだけになってしまうんですよ。
それでは、見ていきましょう。
注意点①:ブログを開始してから半年以上経過しているか?
第一に、ブログを開始したばかりの頃は、検索エンジンからの評価は定まっていません。いや、ほとんど評価されていないと考えて良いでしょう。
ブログは記事を作成した後に評価が上がっていくものですから、記事を書くペースが早ければ早いほど、そこには遅延があります。
だから概ね、ブログを開始してから半年以上経過している状態であれば、ひとまずそのブログの評価は落ち着いていると考えて大丈夫です。
よくあるのがブログ開始後3ヶ月~半年くらいの段階です。私もこの時期、めちゃくちゃ大変だったのですが……記事は書けども評価はされない、という現象が続きます。
半年もすると、当時書いていた記事たちが日の目を浴びる時が来ます。
その段階でもまだ駄目だという事があれば、上記の削除対象として挙げても良いかもしれません。
注意点②:記事を公開してから3ヶ月以上経過しているか?
これはドメインパワーにもよるのですが、『記事を公開してから3ヶ月以上』と設定すると、ある程度多くのブログに当てはまると思いますので、このように設定します。
注意点の①は、ブログそのものに対しての評価です。これは、『書いた記事』に対しての評価ですね。
順位の変動をチェックしていると分かるようになってくるのですが、ブログ記事を公開してから暫くの間って、順位が安定していないんですよ。
最初は底辺だったものが、時間をかけて徐々に徐々に上がっていく、という経過を辿るようになります。
どうも検索順位をテストしているような動きで、上がるだけではなく下がる事もあります。
それが落ち着いてくるのが、記事公開後3ヶ月くらいが経過した後なんですよね。
だから、この段階で50位にも入ることがない状況であれば、そろそろ『上がる事はもうない』と考えて問題ないです。
注意点③:削除した後、全体の記事数が150~200記事以上あるか?
これも、私がやってしまった事になります……。
ブログにおいて『記事数』って結構大事で(まあ短い文字数の記事が山程あっても駄目なんですが)、ある程度の情報量がないと、ブログ全体が評価されない傾向にあります。
目安として、150~200記事程度保有している状態になければ、まだそれは正当な評価ではないかもしれません。
……ということは。記事を削除した時に記事数があまり無い状態であれば、ブログ全体の評価が下がってしまうかもしれないんです。
200記事は少し多いかもしれませんが、私が記事を削除した時はこれを下回った時に評価が落ちましたので、このブログでは200記事とさせて頂きます。
まあ、森から1本の木を切り倒すか、3本しかない所から切り倒すか、といったような事ですよね。
沢山情報がある中で記事の一部が消えても全体から見て数%ですが、そもそも情報量が少ないブログから情報が消えてしまうとなると……という事なのでしょう。
基本的に、ブログ記事の削除はしない方が良い
諸説ありますが、実際にブログ記事を削除してみた身として、「あんまりこれは評価に繋がらないな……」という体験があります。
なので、ひとまずこのブログとしての結論は、『ブログ記事は削除しない方が良い』です。
誰が読んでも得しない内容だったとするならともかく、ある程度きっちり書かれた情報を消してしまった時、そのインパクトはブログ全体に及びますからね。
確かに消すことで評価が上がる事もあるのかもしれませんが、実際に削除を試してみると、多くの場合は評価が下がる体験になってしまうと思います。
結構、レベルが高い作業だなと思うんです。最低限SEOの事を熟知していないとできませんし。
だから、消す時は慎重に、上記のルールを守って、という所でしょう。
私はブログ全体を何度も消してきましたが、これを読んでいる方がそのような事態に陥らない事を願っております。