何しても成果に繋がらない……。
なんでこんなにブログって難しいんだろう。
無理ゲーすぎない? 心折れないのかな。
そんな悩みに答えます。
最近ようやく少しずつ、ブログを収益にする方法が理解できてきました。ブロガーとしてはかなり遅く、現在6年目です。Webマーケ業界でもなく、特にこれといったスキルもない所から始めています。
ブログでビジネスをしようというのは、やはり難しいです。まあ個人が稼ぐ話なんて、基本的に何をしても難しいんですが。
この記事では、こんなことを考えている人達の励みになればと考えています。
- ブログをはじめて1年も経っていないけど、もう心が折れそう
- 色んな人の記事を参考にしてみたけど、いまいちピンとこない
- もう無理ゲーすぎて心が負けている
後半では、『難しいものにどうやって立ち向かったら良いのか』という話もしていきたいと思います。
今、学生であったり、社会人でまだ3年勤めていないという方にはきっと特に役立つお話だと思いますので、ぜひ読んでみてください。
Contents
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ブログは無理ゲーで難しいからこそ、挑戦する価値があるという話
結論、ブログは難しいです。正直無理ゲーのレベルです。
100記事書いたくらいでは、何も成果は現れません。体感的には、300記事真面目に勉強して書いていると、ようやく世界が露わになってくるイメージです。素人にとっては。
しかし、難しいからこそ、そこに挑戦する価値が生まれると私は考えています。難しくなきゃダメなんですよ。
何故かと言われれば、以下2点の要素があるからです。
- ある程度難しくないと収益にならないから
- 成長の過程で様々なスキルが身につくから
それでは、詳しく見ていきましょう。
ある程度難しくないと収益にならないから
私は表の活動では、赤字のノーブランド企業を数名で黒字化するという事に挑戦してきました。そして実際、それは黒字化しました。
だからはっきりと言えるんですが、『もしブログが簡単だったら、大した収益にはならない』という側面があるんですよ。
何故なら、お金――つまり価値を生む行動には、以下3つの種類があるからです。
- 【信頼の対価】その人または会社が、周囲に信頼されている
- 【効率の対価】その行動が、誰かの時間を省略する事を目的としている
- 【作業の対価】誰かに求められている行動である
このうちのどれかに該当する場合、その行動は価値を生むという事になります。
あえて『1~3』と番号を振ったのですが、この対価は、上に行くほど高いものになっています。そして、下に行くほど達成するのがイージーです。
分かりやすくするために3つへ分類しましたが、ようは、『より多くの人から信頼を勝ち取った人の報酬が高い』ってことです。
信頼されている人は、黙っていても対価を貰えます。誰かの役に立てば、それが信頼の元となり、対価が貰えます。何かの作業を言われてこなすと、その人からの信頼を得られるので対価が貰えます。
ここで、もう耳にタコができるくらい聞いてきた、『こんなに仕事をしているのに、俺たちが評価されないのはおかしい』という、新卒社会人の愚痴についてお話したいのですが。
もしもあなたがそういった価値観を持っているとすれば、今日から捨てるようにすると、明らかに人生で得をします。
上司の文句を言うのは、まあ私の見解でどうこう言う話ではないのですが、結果として『作業の意味を持つ仕事』は、それだけでは評価されない事が多いんですよ。
何故なら、その仕事というのは『作業の対価』として報酬を発生させているからです。
それで信頼を勝ち取る事ができるのは、上司、もしくは会社だけですよね。
『価値を生む行動』としては一番少ない価値になってしまっているので、報酬も少ないんです。
たとえば『自室の掃除』をする、1件1時間3,000円の仕事を引き受けたとしましょう。
それを8時間受けたとして、『こんなに頑張ってるのに24,000円かよ!』と腹を立てても仕方がないですよね。
だって1件3,000円なんですから。
スマブラで2位を取った時に、『こんなに頑張ってるのに2位かよ!』と言っているようなものです。愚痴を言うくらいなら良いんですけど、腹を立てても不毛なだけですよ。
一方で、多くの企業は『2』のレベルで戦っています。
世の中には数多くの商品やサービスがありますが、そのすべては『誰かの無駄な時間を省略するもの』です。概念的には、すべてこれに置き換える事ができます。
たとえば、少し分かりにくいものでは、『スタバ』などでもそうです。
喫茶店が、どうして誰かの時間を省略する事に繋がっているのかというと。
もしも自分で美味しいコーヒーを飲みたいと思ったら、豆に関する知識を身につけなければなりませんし、美味しいコーヒーの淹れ方も勉強しなければならなくなります。
そういった時間を省略して、誰でもすぐに美味しいコーヒーが飲める。これが『スターバックス』という会社の本質的な価値になっています。(もちろんこれだけではありませんが)
そして、まさにスタバのように、『過半数からの信頼』を得ると、一気にその価値が爆発上昇するというわけです。『1』になるイメージですね。
こうなると、黙っていても信頼が続く限りお金が入ってきます。まあ黙っていたら信頼はいずれ無くなるので、結局黙ってはいられないんですけども。
ブログビジネスがどこに該当するかというと、明らかに『2』です。
これは、初めは死ぬほど大変で、『1』まで上がると勝手に対価を貰える仕組みになっている、ということです。
もしもブログが簡単で誰にでもできるものだったら、それは単なる『作業』になってしまいます。
そして、作業から生まれる価値というのは、『最小』なんですよ。
だからブログはむしろ、無理ゲーな方が良いんです。そもそもノーリスクから始められる訳ですから。
成長の過程で様々なスキルが身につくから
もしもブログで稼ごうと思ったら、けっこうなスキルが必要になります。
- SEO対策に関するスキル
- 素早く効率なライティングをするスキル
- タイピングスキル
- Webマーケティングに関するスキル
- ブログで紹介するための基となるスキル
これだけ多くのスキルを個人で必要とするわけです。
よく、『もしブログだけで食べていけたとしても、文章スキルだけだから将来が不安』という言葉がありますが、これは全く違います。
ブログで食べていくためには少なくとも上記のスキルが最低限必要であり、これが網羅できるのであれば、正直もしブログがなくなったとしても就職には困らないです。
ブログというのは、すなわち『インバウンドマーケティングのプロ』なんですよ。営業職なんですね。
少なくともモノを売れる営業が仕事で困ることは無いですから、営業としてやっていく事ができます。今のところは。
『今のところは』と付け足したのは、営業の世界は時代と共に激烈な変化を見せるからです。
今後はおそらく、ブログだけやっていてもどうにもならなくなる時が来るでしょう。いや、それはもう、すぐそこかもしれません。もうすぐ5Gが来ますからね。そしたら動画が検索の中心になるはずなので。
でも、ブログで覚えたスキルが全く活かせないかというと、そうではないです。
たとえば、C言語が書けるエンジニアはその先の言語に対してもある程度は応用が効きます。営業もそれと同じで、たとえば『人にモノの魅力を説明する能力』というのは、早々廃れる特技でもないです。
こういった事があるので、私としてはブログを頑張る価値はあると思うのですが、あなたはどんな感想を持つでしょうか。
『ブログ』という無理ゲーに、どうやって立ち向かうか
それでも、心が負けてしまっていると、ブログを見るのも嫌になってしまいますよね。そんな時、どうしたら良いでしょうか。
難しいもの、先が見えないものに対しての立ち向かい方は、正直以下の3点くらいしかありません。
- 構造をシンプルにする
- 改善するための仮説を立てる
- 行動して先手を打ち、様子を見る
それぞれ見ていきましょう。
『ブログで収益化』の構造をシンプルにする
『ブログで稼ぐ』というのは一言で言えてしまいますが、それでは『ブログで稼ぐ』って一体どういう事なんでしょうか。
「自分のブログに人が来て、そこから商品を買ってもらえたら、利益が上がる」ということですよね。
これは言い換えると、『アクセス数 × 広告のクリック率 × 成約確率 = 利益』という事になります。
あなたに足りないのは、『アクセス数』でしょうか? 『広告のクリック率』でしょうか? それとも、『成約確率』でしょうか?
『アクセス数』に問題があるのなら、アクセス数を増やす作戦を考えて実行します。
- 『SEO』による集客
- 『SNS』による集客
- 『広告』による集客
たとえば、多くの人は『SEO』で集客をしようと考えているかと思いますが、もしもそれで集客ができていないのであれば、それは『SEO対策の効果が無くなった』のか、『自分がSEO対策をちゃんとできていない』のかの2択です。
SEO対策の効果が無くなったかどうかは、SEO対策を重視した他の人のブログが稼げていないかどうかで分かります。
SEO対策ができていないのだとすれば、もう一度本を買って勉強する必要があるかもしれません。
……まあちょっと、このあたりは追いかけて行くと長いので別の記事に譲るとして、『構造をシンプルにする』というのは、このように『確実に分かる所から、ブログにおける収益を分解してみる』ということです。
これはコンサルティングを中心にした会社でもよく使われている手法で、『その分野について勉強する』以上に大切な最初の分析になります。
改善するための仮説を立てる
少しフライングしてしまいましたが、次は『仮説を立てる』です。
構造をシンプルにした結果、ブログの収益化は『アクセス数 × 広告のクリック率 × 成約確率 = 利益』で説明できる、ということが分かりました。
たとえばこのうち、『アクセス数』が少ないから、ブログの収益が上がらないのだと仮定したとします。
では、なぜこのブログでは『アクセス数』が上がらないのでしょうか?
これを考えるのが、『仮説を立てる』です。
もしもあなたに知識が不足している場合は、ここで初めて情報を収集する意味が出てきます。逆に言うと、仮説が無ければ適当にブログについて勉強しても効率が悪いです。
全く効果がないとは言いませんが、目的の場所に辿り着けるのはとても遅くなるでしょう。
「でも、アクセス数が悪いなんて分かってるけど、どうしたら良いか分からないんだよ」と思う時もあるかもしれません。
実際、ここが一番の無理ゲー要素です。
結論から言うと、たとえば『SEO対策について理解すること』となりますが、結局これは、本を読んでもその人の理解度によって目標到達までにはかなりの差が出ますから、一概には言えません。
ただ、唯一言えることは、この時に『とにかく思いつく事を行動してみる』しかないということです。
行動して先手を打ち、様子を見る
最後は、『行動して先手を打つ』という事の重要性についてです。
仮設を立てて実行してみる。最終的にはこれしか無いんですが、得体の知れないビジネスに挑戦した事がない多くの人というのは、行動してみて『失敗する』事に耐性がないです。
なんとなく、「頑張って勉強して行動したのだから、何らかの利益があって欲しい」と思ってしまうんですよね。
残念ながら、課題に対して勉強して行動したとしても、9割くらいは失敗します。
ちょっとやそっと勉強したくらいでは、目標到達までの経験が身に付いていないからです。
まず、これが『当たり前』だと思えるようにならなければ、すぐに心が折れてしまって、成功する事は無くなってしまいます。
ブログで稼ぐことは、サラリーマンとして働く事とは訳が違います。
一個人なので、スタート時は誰にも信頼されていません。
誰かの時間がすぐに省略できる訳ではありません。
誰かに求められた作業でもありません。
だから、初めは絶対に0円なんです。
逆に、上記の3つをクリアしていないのに、0円じゃないほうが何かがおかしいと思うようにしましょう。
我々にできることは、『2』の『誰かの時間を省略するため』という目的で記事を書き続けて、誰かの時間を本当に省略できる日が来るよう、先手を打って待ち構えているしかないんです。
そして、『2』を徹底さえしていれば、いつか誰かに信頼される時が来ます。
そうすると、突然爆発的に収益が伸び、『1』を達成することもできるようになるというわけです。
ブログは難しいけど、何よりも楽しいです
ということで、ブログの収益化が難しいという悩みについて書いていきました。
こんな事を書いていますが私、ブログ収入的な観点では、まだまだ道半ばです。
いや、一生道半ばかもしれないんですけど。
世の中には沢山の月数百万稼いでいる人達がいて、すごいなあと思います。
私は仕事以外で、舞台演劇・Web小説・ブログと渡り歩いてきたんですけど、一応これにも山のような失敗の記録があります。
舞台演劇は『ファンビジネス』なので、まずグループにブランドがないと、どれだけ面白いものを作っても見てもらえない事を知ります。
ブランドがある人は、ブランドがない団体で舞台をやろうとは思ってくれないんですよね。
だからWeb小説を始めて自分のブランドを確立させようと思い、出版の話が来るまで5年間、本気で頑張ってみましたが、出版社の業績不振で本が出ない事を知った時、『出版社だって人間の集まりなんだ』という事を知ります。
確実に売れるものを集められるなら、出版社だって潰れないわけです。
ならば、自分も『モノを売るスキル』が身に付いていないと、本当に売れる作品は作れないと考えました。
売るスキルを身につけなければならない。そこで、Webマーケティングを専門でやるならブログかなと思い、実際こうしてブログを書いているというわけです。
最初は雑記ブログから始めて、特化ブログの方が効率が良いと知りそちらに一時移動しましたが、『自分のブランドイメージを作るため』今は、もう一度この名前で仕切り直しています。
舞台演劇で、個人で100万以上飛ばした事もあります。ブログが炎上した事もありますし、小説が叩かれまくって感想見て死んだ事もありました。
でも、その叩かれまくった小説の次の次の作品で、出版の依頼が来ました。
『売れるものを考えて作る』というのは楽しいです。いつか誰かに感謝してもらえるので、やめられません。
そんな気持ちで、『ブログは無理ゲーで当たり前』と考えて、挑んでみてはいかがでしょうか。
それでは、今回はこんなところで。