ブログはオリジナルコンテンツである事が重要!
……なんて言うけど、実際にオリジナルの記事を書くのって難しいわよね。
何を書いても他のサイトの真似みたいになっちゃうの。何か良い方法はないかしら?
そんな疑問に答えます。
オリジナルコンテンツって作るの難しいですよね。
誰にあてて書く訳でもない日記の類であればどうとでもなりますが、特にノウハウ系の記事なんて、オリジナリティを作るのは相当難しいと思います。
そこで、そんなノウハウ系の記事でオリジナリティを出すにはどうすれば良いのかという事を、今回は扱っていきます。
ブログ歴6年目、Web小説7年目です。文章でオリジナルコンテンツを作るためにはどうすれば良いのか、常に戦ってきました。
この記事を読むと、こんな事が達成されます。
- オリジナリティのあるブログ記事を書く道程が分かる
- どう訓練していけば、自分のブログに個性が出てくるのかが分かる
今回も短めに、ざっくり分かるような内容を目指していきます。
それでは、本編に進みましょう。
Contents
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ブログでオリジナル記事を書くために必要なことは『具体性』です
結論から行くと、ブログ記事がオリジナルのものになっていかない原因は、そのブログ記事が『具体的ではないから』です。
具体的かどうかって、とても大事なんですよ。そこさえ抑えておけば、自ずと個性というのは出てくるものなんですよね。
そして、この具体性というのは、以下の要素によって達成されます。
- 体験・経験
- 結論・理由
- 補足
『オリジナリティが出ない』って、小説界隈でもよく聞くお話です。
それを、『個性が出せていないから』とか、『独創的な発想が必要で』とかといった風に誤解してしまうと、話が先に進まず困る事になります。
オリジナリティがないのは、個性が出せていないからではないんですよ。実は、具体的でないからなんですね。
このあたり、深く掘っていきましょう。
ブログ記事をオリジナルにする方法①:体験・経験
これは結構どこでも書かれている気がしますが、ブログ記事をオリジナルにするためには、『体験』を混ぜるというのが重要です。
体験が混ざった記事というのは、そう簡単には真似できません。もし体験したとしても、同じ感想を持つとは限りません。
体験は唯一無二のオリジナル要素です。これより強いものはありません。
でもそう書くと、「いや、体験はしたけど、そんなに人と違う感想なんて持たないしさ」という感想を持つ方がいらっしゃるかもしれません。
たとえばですよ。『新宿にある○○というラーメン屋がうまかった』という体験があったとします。
これを、そのまんま「新宿にある○○というラーメン屋がうまかった」と書くと、それはオリジナリティがあるとは言いにくいですよね。
でも、「新宿にある○○というラーメン屋は、豚骨のわりにスープがあっさりとしていて飲みやすく、麺は太いがしつこくない。また、博多ラーメンでありながら店に高菜がない」なんて書くと、体験していない人はまず書けない内容になりますよね。
つまり、体験しているのにそれがオリジナルの記事にならない原因というのは、その体験が『具体的に書けていないから』なんですよ。
これは、物事を体験する前に、予め『人に伝えるつもり』で体験するように心がけると、ある程度改善することができます。
ブログ記事をオリジナルにする方法②:結論・理由
第2にお話するべきは、ブログ記事の『結論』と『理由』を掘り下げることです。
ブログ記事として情報発信するからには、何か伝えたい事があるはずですよね。これを、ここでは『結論』として扱うことにします。
そして、伝えたい事がどうしてそうなるのか、その『理由』がセットでなければいけません。
もし、この概念を把握していなかったとすれば、まずここを覚えていただきたい。『結論』と『理由』です。これはセットでなければ、機能しないんです。
よくありますよね。『お客様満足率98%!』みたいな話。
なんとなくすごそうな気はするけれど、よく考えてみれば何人のお客様について調査したのか分からないし、すべてのお客様を調べられているかどうか分からない。
これが、『結論』だけでは人を納得させきれない理由です。
また、プレゼンの場などでは、「営業利益が前年と比べて○○円増しになりました」なんて報告があったりもしますが、「ゴールはどこ?」なんて思う事もあります。
『理由』だけあっても、自分の目的をきちんと説明しきれているとは言いにくいわけです。
そこで、『結論』と『理由』をセットで説明する。そしてそれを、できる限り『具体的に』説明する。これが大事です。
最近漫画やアニメなどの作品で『意識高い系』として悪く誇張表現されたりしますが、横文字ばかり使っていて全く何を言っているのか分からない人物像というのは、多くの場合この『具体性』が伴っていないことが原因になっています。
「システム開発の納期が守れていないので、リーダーがチームメンバーのモチベーションにコミットして適切なコミュニケーションを取り、PDCAを回す必要があると思います!」みたいな感じです。
これは、具体的ではないですよね。
納期を守る対策は、すごく単純に言えば残業を増やすか、作業メンバーを増やすか、そもそも納期を今より長めに取るか。まあぱっと思いつく内容としては、そんな所です。
別の方向から行くと、「朝起きられないので、頑張って起きられるようにします」というのも具体的ではないですね。
『目覚ましを部屋の隅っこに置いて、立ち上がって歩かなければ取れない位置でセットする』なんていうのが対策のひとつです。
具体的に『結論』と『理由』を書くと、それぞれ意見に違いがあって、オリジナル要素が増えていきます。
ブログ記事をオリジナルにする方法③:補足
最後にお話することは、『補足を追加する』ということです。
このブログでも『たとえば』とか『他には』なんて、複数の方向から解説していますよね。あれが補足の一種です。
もっと概要の部分から入って、3つの要素で説明していたものを4つにするといった事も、補足を追加する行為に当たります。
すごく簡単に言うと、『情報量を増やす』ということです。
これはシンプルに、オリジナル要素を出す事につながります。
何かの説明をする時には、なるべくひとつの方向だけではなく、様々な方向から解説をするようにしてみてください。
これは理解の上でも重要なことで、ひとつの説明では理解できなかったものが、別の側面から説明される事で理解できるというケースがあります。
「明日の会議の資料を用意しておいて」と言っただけでは疑問に思っていた人が、「○○についての会議」と話すと理解される事がありますよね。
ブログ記事は相手と実際に会話している訳ではないので、この補足情報を意識して相手に与えるようにしないと、分かりにくい記事になってしまいます。
やはりこの場合も、できるだけ説明したい内容が『具体的』になるように解説をしていくのがポイントです。
説明している要素によって、自然とオリジナリティのある記事になっていく事が期待できます。
ブログ記事における『オリジナル』とは
オリジナリティを出そうとして、いつもよりくだけた表現にしてみたり、説明を回りくどくしてみたりといった方法を取る人がいます。
何を隠そう私もこれを実践していた1人だったのですが、残念ながら読みにくくなっただけで、オリジナリティがあるとは到底言えない記事になってしまいました。
オリジナルとは、そのように表面的な事ではなく、記事の構成・内容に突っ込んでいくべきモノだったんです。
あなたにしか書けない内容。あなただけが持っている結論。こういったものを、積極的に取り入れるようにしてみてください。
それだけで、ブログ記事の内容というのは自分が思っている以上に、真似しにくいものに進化していくはずです。
自分にとってのオリジナルが何かという所に、1人でも多くの方が辿り着ける事を願っております。