ブログはオワコンって最近よく聞くんだけど、実際どうなんだろ?
確かにメディアの歴史から考えると、古くなってきた感じはするよね。
でも、今でもブログ活動してる人もいるみたい。
そんな話を、わりとシンプルな所から考えたいと思います。
そんな私は、ブログ歴は今年で6年目です。この6年、様々な変化があったなあと感じています。
確かに市場は随時変わっていると思いますが、この点どうなんでしょう。
すごーくシンプルな所からお話すると、『文字が読まれている限りブログはオワコンにならない』というのが正直な意見です。
ということで、この記事ではこんな問題を解決していきます。
- ブログって今はもうオワコンなの?
- これからブログを始める価値はありますか?
- どうやってブログを始めたら良いですか?
できる限りわかりやすく、たとえ話多めでお送りしていきます。
それでは、本編に進みましょう。
Contents
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ブログオワコン説がワンピースの『悪魔の実』に似ている件
結論から先にお話すると、『ブログはオワコンではない』です。
その理由を説明します。
ところで、『ワンピース』読んでますか。私は大好きです。
ワンピースには、『悪魔の実』というアイテムが登場しますよね。なにかひとつ、超人的な能力が得られる代わりに、それを食べた人は一生海から愛されない身体になってしまう、という果物です。
この『悪魔の実』なんですけどね、物語の最初はわりと否定されている所から始まるんですよ。「悪魔の実を食べた奴は一生カナヅチ」という感じで。
途中から悪魔の実ブームがやってきて、そして『覇気』という別の能力の存在によって、少し影が薄れ。そして、時代は『覇気』と『悪魔の実』のハイブリッドになっていくと。
『ブログはオワコン』という話は、これとよく似ていると感じています。
『ブログはオワコン』と言われるのはなぜか
諸説ありますが、概ね以下の内容について意見されていることが多いようです。
- 検索上位が企業に独占されるようになった
- Googleのアップデートが頻繁になり、検索順位が安定しなくなった
- 多数のブロガーがYoutubeなどのメディアに流れている
イコール、『前よりも稼げなくなった』と、どうもそういう事みたいなんですよね。
確かに、TwitterやFacebook、YoutubeやInstagramの存在によって、それまで一本しかなかった『Google検索』という情報取得の手段が、それだけではなくなったという背景はあります。
でもこれは、よくよく思い返してみると、今に始まった事ではないんです。
媒体が増えるとニーズが分かれる
インターネット全盛期、『ネットが盛んになると、本の需要はなくなる』という意見がありました。つまり、本のマーケットはなくなる、本はもう売れなくなると。
実際、最近の出版業界が劣勢になっているのは確かです。情報の取得手段が増えすぎて、本でなくても良くなってしまったからですよ。
でも、本は完全にはなくなりませんでした。
インターネットを使う事によって、確かに本よりも遥かに速く、情報を取得する手段が手に入りました。
今やひとたび電車に乗れば、半径10m以内にスマホを利用していない人は、ほとんど居なくなりましたよね。
でも、インターネットには即効性がある代わり、取得できる情報が分散されていました。
本とは使い方が違った、というところがポイントです。
Google検索が発展した事によって、たとえば『爪を綺麗にアレンジする』といったピンポイントな疑問に関しては、すぐに答えが出るようになったんですが、逆に『爪の悩み全般に答える』といった情報は、調べにくくなったんです。
画面は基本的に明るく目が疲れるので、どうしても紙が良いという意見もありました。
そして今でも、体系的な情報はネット検索よりも本で調べた方が便利、という需要は残っています。
インターネットでは書きにくい、『物事を順序立てた解説』はむしろ本の得意分野です。
現在は、同じ文字でもこのように住み分けをしています。
つまり、『媒体が増えるとニーズは分かれる』ということがわかります。一見、『完全上位互換』のように見えるネット検索と本でさえ、このように違うということです。
独占的な市場価値は確かに下がりますが、個人が利用する分にはそれほど大差はないです。たとえそれが、稼ぐ場合であったとしても。
売れていない本屋さんは確かに潰れてしまうのですが、それでも『まだ本は買える』ということです。買えるなら、売れます。
ブログの変化は『悪魔の実』に似ている
さて、ここで冒頭のお話に戻ろうと思うんですが、『悪魔の実』というのは、最初は忌み嫌われていた部類の果物だったんです。
悪魔の実を食べると、海に嫌われるんだと。海賊として致命的だぞ。どうするんだと、こう言われていました。
でも、そのメリットが実際には、かなり強かったんですよね。泳げない以上に、絶大な能力をもたらしてくれた。
しかし、悪魔の実もやがて、それ単体では勝てなくなっていくんです。そして、『覇気』という別の要素が出てきて、それらを組み合わせて戦っていく主人公。
この時代の流れは、わりと色々なモノに例えられると思っています。
新しいモノが登場した時って、だいたい最初は嫌われる所からスタートです。
ブログを知らない人は、「何それ。そんなんで稼げるの? ネット? よくわかんないけど、怪しい商売なんでしょ」と、どちらかと言えば怪訝な眼差しを向けていたわけです。何を隠そう、私もその部類でした。
実際、ブログで炎上してしまったり、晒されたりといったデメリットばかりが噂になります。
人は利益があることよりも損失、つまりリスクを恐れるので、ネガティブなニュースは一瞬で浸透していきます。
それは、いつも有益な情報より速いです。
でも、ブロガーが増えていき、稼げている人が増えていき、稼げている人が本を出し、『インターネット最高!』というメッセージが出回るようになって、世の中は急速に、インターネットの時代に突入します。
まあ当時、「インターネット最高!」というのは正直やりすぎだとは思いましたが、参加者は続々と増えていき、今もなおその流れなわけです。
ところが、同じジャンルへの参入者が増えてくると、段々と優劣が明確に付くようになってきます。
ブロガー同士が争った結果、信頼度やクオリティの差から、「俺はあいつには収益で勝てない」という現象が起こってしまう。一本の土俵で戦うと、このように明確な優劣が出てきます。
でも、時代と共に違うサービスが多数、登場する事になりました。これは優劣ではなく、ニーズの分散です。
たとえば、もうこれからはブログだけじゃダメだと。俺は筋トレのブログを書いているんだけど、文字と写真だけじゃどうもやり方がうまく伝わらない!
こうして、Youtubeに人が流れていきます。
では、これからどうするか。そんな話に進んでいきたいと思います。
ブログはオワコンにはならない話
さて、それではブログだけではなく、Youtubeやインスタグラムに人が流れた結果、これからはどうなるのでしょうか。
結論から言うと、『ハイブリッドの時代』が訪れると、私は確信しています。
つまり、ブログ自体は存続したまま、他の媒体が盛り上がり、これからニーズは各メディアに分散していくものだと。
その理由について説明します。
ブログがオワコンにならない理由
昨今、『ブログはSEO対策だけではダメで、SNS集客なども考えるべき』という意見を多数のブロガーさんがしているのをご存知でしょうか。
ブログ一本では、集客が難しくなっているのは確かです。でも、SNSを併用して、SNSのアカウントに信頼度・知名度が集まってくると、それがブログにも流れていく。
実はこれ、ネット検索の流行が始まった時に、本がやっていた戦略なんですよ。
ブログに人が集まれば、そこにグループが構築される。グループが構築されれば、それはマーケットになる。だから、そのグループの中心人物が書いた本を出す。
すると、その本は売れると。こういう仕組みに変化していったんです。
最初はGoogle検索しか無かったものが、SNSが流行した事によってSNS集客という道が生まれ、Youtubeが浸透する事によって、今度はYoutubeからブログへ集客できる道筋が新たに生まれました。
だから、『ブログはオワコン』にはならないんです。完全上位互換のサービスが登場しない限りは。
ブログがオワコンになる時は、『文章の価値』が完全になくなった時、つまり文章で情報を得るメリットがなくなった時だけです。
少なくとも今は、文章には動画と違って『好きな時に、好きな速さで読める』というメリットがありますから、これが動画に侵食されて詰むというのは、少し考えにくいんですよね。
直接、記憶に書き込むとか。そういう道が生まれれば、本当にブログがオワコンになる時は来ますけどね。少なくとも今のところは、そうではないだろうなと推測できるわけです。
時代はブログ一本ではなく、『ハイブリッド』へ
ただし、これまでのようにブログを運営していたら、もちろん稼ぎは減っていきますし、知名度も下がっていきます。
超人系の能力が自然系の能力に勝てないように、単一の力では抗えない時は、もう今この場に来ているんです。
では、どうするか。結論から先に言うと、『ニーズを考える』というのが大事です。
ブログだけで集客をするというのは、『ブログのニーズ』つまり『Google検索のニーズ』しか満たす事はできません。それだけではなく、『SNSのニーズ』や『動画のニーズ』も同じように満たしていきましょう、ということです。
たとえば、車の運転中に本を読むことは難しいですが、Youtubeの動画を再生して、音声を聞く事はできます。
だから、Youtubeで『音声を聞いているだけでも理解できる動画』というニーズが生まれます。
そういったニーズに、自分の持っている情報、提供できる情報を変化させて、『コンテンツ』という形で先に置いておくというのが大事です。
情報提供というのは、無理矢理するものではないです。そのターゲットとなる読者が、どんな時にその情報を得たいのか。それを考えて、適切な場所にそれを置いておく。
それが、これから先の時代では必須の能力になっていくでしょう。
という話をすると、「でも、そんなにいくつものメディアを同時に運営はできない……」という意見があると思います。
それは、マーケットの多い所にフォーカスしているからです。自分一人が運営できるメディアなんて高が知れていますから、情報提供したい読者のニーズを考えて、そのニーズを満たすメディアを運営していけばOKです。
私は動画で喋るよりも文字を書いていた方が気が楽なので、文字を書く人が読みたいコンテンツを中心に上げるようにしています。
きっと、文章に関するコンテンツは動画よりも文章の方が良いだろうと思うので、ブログを続けているんですよね。
これからのブログを考える
時代は刻一刻と変化していますから、今のままの戦略では通用しなくなるというのは、結構すぐ訪れます。
そういった場合に、時代の変化に対応していかなければ、勝てなくなる日は訪れますよね。
常に情報を収集して、『その時最適なものを運営する』という事を意識していけば、きっと正解に近い答えが出るのではないかなと。
その結論が、少なくともまだブログである、という事もあると思います。
まだまだ、本もブログもオワコンにはならないです。なんと言っても、動画や音声と違って『自分のペースで読める』という魅力があるので。
型にとらわれず、できることなら自由な発想で色々試していきたいものですね。