ブログって、1記事書くのにすごく時間がかかるなー。
2、3日どころか、真面目に書いたら1週間くらいかかる。
みんな、どうやってブログを早く書いているんだろう?
そんな悩みを解決します。
ブログ6年目。今やブログを1記事書く時間は、5,000字でだいたい1時間~2時間くらいです。自分が全体でどのレベルなのかは分かりませんが、まあそこそこのポジションじゃないかな? と思います。
ブログ記事を早く書く。お題はシンプルですが、考えてみると難しい課題ですよね。『いいから書け!』なんて言いますけど、ゴールが見えないと挫けてしまいます。
ということで、この記事では『ブログを早く書く方法』を、なるべく誰にでもできるように説明していきたいと思います。
記事の生産数が上がれば、単純に生産数の低い他のブロガーと比べて強みになるという事もあります。
これを読んで頂いている初心者ブロガーの生産数を、毎日更新できるレベルまで引き上げるというのが本記事の目標です。
Contents
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ブログ記事を早く書く方法は『考える事を減らす』ことです
実は、机に座った瞬間から、『ブログ記事を1記事何時間で書けるか』というのは決まっているんですよ。
参考までに、私が行っている『ブログ記事作成の流れ』を書いていくと、こんな感じです。
ブログ記事作成の流れ
- ネタ出し(キーワードプランナー、関連キーワード取得)
- Google検索を使って競合サイトの検証
- タイトル・見出し・構成の決定
- 記事執筆
- 文章チェック・推敲
- サムネイル・アイキャッチ画像の挿入
- →更新予約
やる事がすごく多いですよね。1~2時間でこれをやるとか、ほぼ絶望的な状況じゃないですか。ソニック・ザ・ヘッジホッグかよっていう。
それを可能にするのは、机に座らなくてもできる他のことを、他の時間でこなしているからなんですよ。ここ大事です。
だから、それができていない……つまりネタ出しからシンプルにスタートしてしまう時は、「ああ、今日はちょっと書くのに時間がかかりそうだな」と始めから分かっている状態でスタートする。こういうことなんです。
具体的には、頭の中で1~3くらいまでは終わっている。トイレに入った時にふとスマホを取り出して、ネタ出しは終わっている。こんなサイクルが重要になってきます。
では、1~3では一体何を行っているのか、詳しく見ていきましょう。
①ネタ出し(キーワードプランナー、関連キーワード取得)
ここでは、ブログ記事を書く時に『どんな題材にするのか』ということを考えていきます。
一応分けて書いていますが、実は①と②はほとんど同じ工程です。
何故かと言うと、自分が『あ、これ書けそうだな』と思う記事というのは、以下2つの要素が必要になってくるからです。
- ある程度内容の濃い、自分オリジナルの記事が書けそうな題材
- 競合サイトと比較して、ある程度のクオリティで戦えそうな題材
簡単に言うと『質の良い記事にできそうか』というジャッジなんですが、これは他のサイトと比較をしながら考えていくので、キーワードを検索しては調べ、という繰り返しになります。
だから、①と②が同じ工程になるというわけです。
さて、まずはネタ出しです。これは、自分が書きたいなと思ったジャンルをキーワードプランナーで検索して、まず検索ボリュームが一定以上あるかというのを考えていきます。
そして、検索ボリュームがあって競合もそんなに強くない(企業がいない)なと感じたら、関連キーワード取得ツールを使って、読者がどんなキーワードで検索しようとしているのかを洗い出します。
たとえば、『ブログ』というキーワードで言うところの『ブログ おすすめ』や『ブログ 始め方』といった複合キーワードを取得する、ということです。
たったこれだけです。キーワードプランナーと関連キーワードチェックツールがあれば誰にでもできます。
あ、キーワードプランナーはリンクが無いのですが、これはGoogle広告のアカウントを取ることで利用できるツールだからです。
かなり有名なもので、調べると登録方法は山程出てきます。ここに書くと長くなってしまうので、この記事では割愛しますね。
②Google検索を使って競合サイトの検証
ネタ出し、つまりどの複合キーワードで記事を書いていくかが決まったら、今度は実際に検索を行ってみて、検索結果の1ページ目に表示されている記事がどんな内容か、というのを見てみます。
明らかに1ページ目に表示されている他サイトの内容が濃すぎて自分には戦えないと感じたら、他の複合キーワードから攻めていくというのもアリです。
とりあえずこんな事を繰り返して、自分がどんなキーワードで記事を書くかという事を決定します。
これは、机の上に座っていなくてもできますよね。
中には、複合キーワードをもう一度キーワードプランナーにかけて、細かい検索検索ボリュームを調べてから書くという方も居ますが、私は今のところ、そこまでは行っていません。
というのも、どうせ自分がひとつのキーワードで書ける記事って、多くても50~100記事くらいだろうという想定があるので、「だったら全部書いてしまえば良いじゃないか」というつもりでいるからです。
一応、類似するキーワードは整理して、統一するようにしています。
たとえば『ブログ 自己紹介』と『ブログ プロフィール』のように同じ意味を持つキーワードもあるので、キーワードを整理して、より多くの悩みを吸収できそうな記事にする事は意識しています。
③タイトル・見出し・構成の決定
続いて、実際に書く記事の内容です。これは、『ブログ記事テンプレート』という題材で書いた別の記事がありますので、こちらも参考にして頂ければと思います。
参考年間100万文字書く私が使うブログ記事テンプレート【楽に書く・読まれる】
続きを見る
すごく大事な考え方なんですが、そもそもブログの1記事を『ひとつの長い文章のまとまり』だと捉えず、『複数の要素に分かれた文章グループ』だと捉えるようにすることです。
ブログでは『早く結論が出ていた方が有利』という鉄則があるので、先に結論を述べる章を作ります。
その後に理由や具体例を書く章を作っていくというのが、わりとどこのブログでも用いられる鉄板テンプレートになっています。
逆転裁判で言うところの、「異議あり!」「その理由はね……」みたいな、あんな流れです。
これが事前に分かってさえいれば、もう文章を書く時に、頭から考えて「どんな書き出しにしようかな……」とは考えなくなります。
これ、めちゃくちゃ大事なんですよ。「どうしようかな……」「どうやって書こうかな……」と考えている時間って、実は文章を書くことに貢献していない時間なんです。
うんと悪く言ってしまうと、『悩んでいるふりをしている』のと同じになってしまっているんですよ。
なぜかと言うと、そこには考えるテーマ、つまり土台がないからです。
「世界を平和にするためにはどうしたら良いですか?」と言われても、「うーん……戦争をなくす?」となって、「では具体的にあなたはどう行動しますか?」と言われ、「えっ?」となるじゃないですか。
どうしてこういう事が起こるかというと、考えるテーマが具体的でないからです。
フワッとしてるからなんですよ。
「世界を平和にするためには、まず身近な所から平和を作っていく事が大事ですよね。あなたは家族にどう貢献しますか?」だったら、「毎日感謝を伝えるようにします」だとか、まあそんな感じの言葉も思いつくじゃないですか。
すぐに答えを思い付かない時って、自分に問いかけている質問の精度がまだ低いんです。自分自身が困ってしまっている状態なんですよね。
だから、『タイトル』『見出しはどうする』『文章グループはどう分ける』と、なるべく具体的に考えて決めていく事が、結果として時間の短縮につながるわけです。
それでもブログ記事が早く書けない、という方に
ネタ出しはした。記事の内容も決めた。競合チェックもした。それでも、記事を書くのに時間がかかってしまう。
こういう事があるようであれば、それは『文章を自然とアウトプットする訓練』がまだ足りていないかもしれません。
これについては、私は以下2つの訓練法を提案します。
- 『毎日背が伸びるタケノコを飛び越える』訓練
- タイピングスピードを上げる『文章で会話』訓練
このあたりを日頃から実践することで、格段に文章のアウトプットスピードが向上するはずです。
それでは、順番に見ていきましょう。
訓練法①:『毎日背が伸びるタケノコを飛び越える』訓練
なんとなく内容から分かると思うのですが、つまり『はじめは短い文章を書く癖を付けていって、徐々に負荷を上げていく』という訓練方法です。
たとえば、ブログ記事を500文字書くのが精一杯だという人に、いきなり「5,000文字でブログを書いてください」と言われても、挫けてしまいますよね。
でも、500文字からスタートして、600文字、700文字と増えていったらどうでしょう?
1日100文字が厳しければ、50文字ずつでも良いです。ただし、ポイントが2つあります。
- 1度始めたら、途中で成長目標を増減させないこと
- ゴールを定めて、それ以上無理に書こうとしないこと
途中で成長目標を増減させてしまうと、いくらでも手抜きができてしまうので、これは無しにします。
ゴールは、たとえば『5,000字以上の記事が書けるようになる』などですね。これがないと、無限に頑張る事になってしまいます。長文すぎるのもあまり良くないですから、これくらいが良いですね。
この方法を使っていると、どこかで壁が訪れるんですよ。たとえば、わりとハマりやすいパターンとして、『2,000文字なら書けるけど、3,000文字になるとちょっと厳しい』というのがあります。なお、私の体験談です。
これは、本人のタイピングスピードとその日のコンディションにも関わってくる内容です。調子が悪い時って、いつもより文章が思い付かなかったり、手が止まってしまったりするんですよ。
もうこれは仕方がない事ですから、自分が楽に継続できるなと思った所まで書いて、記事の更新はじゃあ次の日、とかでも良いです。
ただし、毎日続けること。1日も休まないこと。でもクオリティを落とさないこと。
たった1日でも休みを作ってしまうと、その休みは1週間後に2日になっていますから。習慣にならないので、やめてしまうんですよね。
だから、毎日書くのが大切かなって思います。
訓練法②:タイピングスピードを上げる『文章で会話』訓練
①の訓練だけだと1人なので心が折れてしまいますから、他人を巻き込みましょう。
友達とSkypeなどでチャットできる状況を作って、毎日夜にどうでもいいことを文字で話す訓練を付ける。
こうすると、ブログを書くスピードは格段にアップします。
できれば、オンラインゲームが良いです。『PCで他のことをしながら文字で会話しなければならない状況』って、相当過酷なんですよ。でもゲームなら、すぐに慣れます。
私は『ラグナロクオンライン』を友達とやることで、タイピングスピードが冗談抜きで2倍くらいになりました。
どのくらい速くなったかをお話すると、たとえば『e-typing』というタイピング検定があります。
これ試してみると、レベルがE-~Sみたいな感じで、ランクが付くようになっているんです。それで、Sランクを超えると『Good!』『Fast』といった感じで文字のランクが付くようになるんですよね。
試しにこの記事を書く前、PCに座って1回試してみました。『Professor』でした。これが大体、1秒間に7回くらいキーボードを叩いているレベル。起き抜けで手がふやけていてもこのスピードです。
いや、タイピング界には化け物みたいな人が沢山いるので、自分が特別速いわけではないという事は、よく理解しています。
でもブログを書くくらいだったら、正直十分すぎるほどです。
周りの友人はみんなこのくらいのスピードなので、Skypeによるチャットや、オンラインゲームでのチャットをやることが、これだけの効果を出している事がわかります。
ブログを早く書くなら、文章を書くことを好きになろう
さて、ここまでブログを早く書く方法について見てきました。
色々書いてきましたが、最終的には『PCを使って文章を書くことが好きかどうか』というのが、一番大きな境界線になるかな、と感じています。
結局、文章を書くのが好き、ブログを書くのが好きな人ほど休まずに記事を作成するので、結果として早くなっていくんですよね。
ただ、作業を減らす意識も大事です。
記事を早く書く事を意識するなら、徹底的に必要のないものを省いて、効率化していく方法を作り出さなければいけません。
それが結局は、『より短い文字数で読者に理解していただく』という方法論となり、量と質を両立させる手段にもなるんだと、私は考えております。
早く書くだけでなく、良い記事を1本でも多く書けるようになりたいものですね。