……もうブログ、やめたいな。
書き続けても辛いだけだし、何も良いことないし。
世の中にすごい人はたくさんいて、別にあえて私が書く必要もないし。
でも、頑張って書いた自分のブログを捨てる勇気が持てない。
それは、過去の自分を否定しているような気がして。
これは、そんな事を考えている方のために書く記事です。
もしもあなたがそう思ったなら、ブログをやめてもいいんです。
ブログ始めて6年目。色々な挑戦をしてきましたが、中には捨ててきた事もあります。少しでも悩む人が減るように、情報を提供します。
この記事はこんな構成で、あなたに『続ける』と『やめる』どちらかの勇気を与えたいと思い、書いています。
- ブログをやめたい、と思ったら
- ブログをやめたくなる3つのパターンと、それぞれに伝えたいメッセージ
- 挫折は『成長』です
それでは、本編に進みます。
Contents
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『ブログやめたい』と思った時に読んでほしいこと
やる気を持って、さあ始めよう! と重たい腰を上げて始めたブログ。
それをやめたいと思っているという事は、きっと困難に突き当たり、身も心も疲れ果てている時だと思います。
もうやめたいな……そう思う事も、あるかもしれません。でも、これまで頑張ってきた努力が無に返されてしまうのは、それはそれで辛いですよね。
こんな時はまず、物事を整理してみませんか。
やめたとしても、『経験』は絶対になくならない
最初にお伝えしておきたいことは、もしもあなたがブログを放棄したとしても、そこで得た経験は絶対になくならない、ということです。
たとえば、以下のようなことです。
- ブログを開設する方法
- 記事を書く方法
- 継続的に更新を行う技術と体力
- 自分の思った事を発信する力
- 情報を発信するために調べた知識 など
「そんなもの、大した事じゃないし」と思うかもしれません。でも、考えてみて欲しいんです。
人は、人生で様々な決断を迫られます。やむを得ない決断もありますし、こうありたいと自分自身で決断したこともあります。
ブログはそのうちの後者です。
自分が『こうありたい』と思って決断し、行動した事は、自分自身の中に『行動した実積』として必ず残ります。
これはとても良い影響を与えてくれるんです。
なぜなら『行動した』という実績は、自分自身の『次の行動へのハードル』を下げてくれるからです。
つまり、『私はこうありたい』と思った時に、すぐに行動できるようになるということです。これを続けると、やがて経営者並みの意思決定の速さを手に入れる事ができます。
反対に、自分が『こうなりたい』と思っても行動しない事が続くと、いつまで経っても行動できるようになりません。
『行動する』というのは、とても大事なことなんですよ。
やめる時も同じです。今まで自分が行動してきた『ブログ』という実績を捨てるのは、とても勇気が要ることです。
でも、『やめた』という選択をし、行動をした時に、必ず次の行動までのハードルは下がっています。だから『何かをやめる』ことが人生において、無駄になることは無いんです。
失敗しても、あなたが悪いわけではない
ブログをやめたい時。それは何らかの形で、自分が失敗した事を悟った時です。
うまく行っていたら、自分が始めたいと思って始めたブログを捨てる事は無いわけですから。
そんな時、『自分はなんてダメなやつなんだ』と思ってしまう事があるかもしれません。そして、それはブログを実際にやめる時に、強く感じるでしょう。
こんなことも自分は続けられなかった。何の成果も出す事ができなかったと。
心配しないでください。
あなたは悪くありません。
『成果を出す』ハードルというのは、本来とてつもなく高いんです。
たとえばクラスに30人の生徒が居たとして、「どんな問題が出るかは教えませんけど、次のテストでは絶対に100点を取ってください」と言われたら、一体何人がクリアできるでしょうか。
問題の簡単さによりますが、それはやってみるまで分かりませんよね。だから、蓋を開けてみると1~2人だったという事もあるわけです。
それって、あなたが無能だったからでは無いですよね。
だって中身を知らずに挑戦している訳ですから。
たとえばその試験の内容が、小学生に対して『実際の判例を含めた刑事訴訟法の理解』とか『Ⅰ型アレルギーの反応内容と現行で利用可能な薬物の問題』とかだったら、もう100点とかほぼ100%無理じゃないですか。
でもそれは、小学生が『何も知らない』からですよね。専門的に勉強した人だったら、ある程度は答えられるようになります。
小学生は何も悪くありません。
この世の全てに対して『全知全能』な人なんて、この世には居ないんですよ。
どんな事でも、ある程度の専門的な理解がなければ、目的の場所までは達成できない事がほとんどです。
だから、『失敗はするもの』なんです。
失敗は、するもの。どんな大人でも挑戦すれば、絶対に失敗します。落ち込む必要はないんです。
失敗している事を理解して変わっていく事ができれば、死ぬ以外の事はすべて貴重な経験なんです。
ブログをやめたくなる3つのパターン
抽象的な話を最初に持ってきてしまったので、ここで具体的な話に移りたいと思います。
すごく一生懸命やっていたはずのブログをやめたくなる時。それは、以下3つのパターンのどれかに当てはまるのではないでしょうか。
- 収益化を目指していて、どんなにやっても成果が出ない時
- はてなやTwitter等で炎上して、たくさんの批判的なコメントを受けた時
- 結婚や出産などで事情が変わって、今まで通り更新するのが苦な時
そもそも『ブログやめよっかな』という気持ちが軽い時には、わざわざブログの記事を検索してまで検討する事はあまり無いと思います。
そのため、真剣にブログをやめるかどうか検討している前提で書いています。
あてはまる内容があれば、その項に書いてある事を読んでみてください。
収益化を目指していて、どんなにやっても成果が出ない時
最初はこれです。そして、おそらく多くの人が行き詰まる悩みだと思います。
ブログで収益を上げることは、決して簡単ではないです。
決して簡単ではない。
色々な事を試した。記事の書き方も見直した。サイト設計も考えたし、SNSもやっている。SEO対策だって、もちろん本を読んで実践した。
……でも、行き詰まっている。自分の何が悪いのか分からない。知名度もないからSNSのフォロワーも増えないし、Google検索でも人はほとんど来ない。
みんな経験していることです。
頭を抱えてしまってどうにもならない時は、一旦身を引いてみるというのも手です。
のめり込んで唸っている時には分からなかったことが、自分を冷静に俯瞰してみることで分かることも。新しい発見に気づくこともあります。
この場合、ブログは削除せず、一旦休止してみるのも良いかもしれません。
たとえばそうやって、1ヶ月後にもう一度、自分のブログを見直してみる。
そうすると、たとえば『SEO対策は完全にやった』と思っていたけれど、よく考えたら「SEO対策って、本当にこれで合ってるの? つまり何をすることなの?」という気付きがあったりします。
本を読んで勉強したと思っていたけれど、本なんて星の数ほどあるものだから、「結果を出している人が推奨している本なんかがあるかな? それを読んでみよう」と気付けたりもします。
先の見えない事に挑戦して成果を出すためには、アイデアが必要です。
そして、アイデアは柔軟に発想できている状態でなければ、生まれてこないんですよね。
だから、一旦心の負担を軽くするために、離れてみるというのはありだと思います。
はてなやTwitter等で炎上して、たくさんの批判的なコメントを受けた時
この項目だけ、伝えたい事が多いので長いです。
ブログをやっていると、自分が思ってもいなかった記事で批判が殺到し、ひどく中傷的なコメントが寄せられる事があります。
身も心も傷付き、疲れ果てて「もうブログやめたい……」と思っている事があるかもしれません。
そんな時、「ブログはやめない方が良いよ」とも、「ブログをやめた方が良いよ」とも、私は書く事ができません。
それは、どちらも厳しい決断だからです。
否定は一瞬の『嵐』のようなもの
でも、伝えたい事があります。それは、『批判をしている人たちの多くは、あなたの事を一瞬で忘れてしまう』ということです。大して重要に思っていないからです。
あなたが故意に誰かを中傷する記事や、公序良俗に反するような記事を上げていない限り、少なくとも恨まれる事はありません。
特にはてな等では、匿名であまりにも冷たく情のないコメントが付いているのを散見します。一部の方を除いて、ほとんどは匿名です。
こう考えて欲しいんです。
そういった意見は、視聴者の『感想』が可視化されているだけだと。
たとえば、テレビを見ていて有名人が、『梅こぶ茶は美味い』と発言したとします。それでテレビを見ていた人が、「梅こぶ茶はねーわ!!」と言う。こんな感じです。
みんな言いますよね。「芸能人の○○は何が良いのかさっぱりわかんねえわ」とか、悪い時は「○○は正直世の中をバカにしてるとしか思えない」とか。
それは、顔が見えないからです。
『テレビの向こう側に居るのも人間だ』と思っていないし、『否定した所で、自分が個人攻撃を受けるはずもない』と思っているから、そう発言できる訳です。
すごくシンプルに言うと、『あなたの事を仲間だと思っていない』ということです。
挑戦している人は、挑戦している人が仲間です。
だから、挑戦している人の事を笑いません。
言葉にはしませんが、常に挑戦している人は、挑戦している人の応援をしています。仲間だと思っているので。
私もあなたを応援しています。
ネガティブはネガティブを呼び寄せる
中には、あなたが書いた記事の内容に反感を持ち、積極的に反論を発信する人が現れるかもしれません。
これがなぜ起こるかというと、その多くは『ネガティブな要素・感情を発信しているから』です。
ちなみに『ネガティブ』というワードをこのブログでは、以下2点として捉えています。
- 特定の個人や集団を攻撃するような『意見』や『事実』を公開すること
- 極端に偏った発言をした上で、反対意見を肯定・考慮しないこと
心が負けている時は、ついネガティブな事を言いたくなります。でも、ブログでそれをやるのは止めたほうが良いです。
「うんうん、わかる」という少数の肯定意見と、「なんだこいつ」という多数の否定意見を集める事になるからです。
ついつい私達は、愚痴を言うとき「そうだね」と肯定して貰いたくなりますが、ブログというのは不特定多数に向けて発信しているので、たとえば『500人を会議室に集めてわざわざネガティブな事を言う』という事と同じ現象が起こってしまいます。
たとえば、政治家がネガティブな発言をしたりすると、一瞬でネガティブワードが広まって、反対勢力が固まりますよね。あんな感じです。
ネガティブな発信は、『別のネガティブな思考を引き寄せる』という特性を持っています。
ということで2点を見てきました。
もしも批判的なコメントを受けた後でブログをやめたいと思うなら。それは、本当にやめるべきかもしれません。
100%批判を受けない方法というのは無いので、耐えるしかないからです。
ある意味、情報発信者の宿命だと思っています。
ただ、『自分が未熟だった』という事を理解して前に進む、良い機会だとは思います。
未熟というのは、単に自分のスキルが低いというだけではありません。
どんな読者がいるのか、どういったメッセージを発信すると批判を受けるのかを理解する、良いきっかけになるということです。
どんな有名人も『お役立ち情報オンリー・自分の意見ゼロ』でない限りは批判を受けるんです。有名人への批判は一般人の批判よりずっと大きいものですから、批判された経験が役に立たないという事はないはずです。
結婚や出産などで事情が変わって、今まで通り更新するのが苦な時
これはもうどーしようもない!
『更新する時間が確保できない』というのは、もう個人ごとの事情なので、どうしようもないです。
今仕事を持っていて幸せなのであれば、無理にやる事もないでしょう。
ただ、いつかブログに返ってくる可能性があるのであれば、何も消さなくても、消極的に続けるという道はあるかもしれません。
運営費用がかかるという側面はありますが、いつでも再開できるという事でもありますので。
どうしても運営費用をかけたくなければ、ブログのバックアップを取ってから終了するという手はあります。
ただ、その場合は再開までに少し時間がかかるのと、ブログへの評価が一旦ゼロになる所から再スタートするので、読者がつきにくくなる事は覚えておいた方が良いですね。
ブログ、やめたいですか?
今回は、『ブログをやめたいと思った時、実際にやめるかどうか』の判断材料となる情報を書いていきました。
まとめると、ブログをやめたとしても『経験』はなくならないし、『失敗』は悪いことではない。
ブログをやめたいと思うパターンは3つあって、『成果が出ない』なら、一旦離れて俯瞰してみて、情報を集めるというのが有効。
『批判を受けて疲れた』場合は、情報発信はそういう要素を持っているので、無理して続ける必要はない。ただ、良い経験ではある。
『更新する時間がない』のはどうしようもないので、続けたいと思うのであれば、休止する手段もある。
という、お話でした。
『ブログをやめる』のは、悪いことではないです。ブログをやっていた経験は、決して無駄にはなりません。
ただ、ブログをやめることが、夢を捨てる事に繋がるのであれば。私は、『夢を持って続ける』選択を応援したいです。
逆に、新しい夢を手に入れたのであれば。むしろ、ブログを『捨てる勇気』を持つ時かもしれません。
より良い人生を送るために、必要な選択ができる事を願っております。