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ブログで丁寧な口調を目指す必要がない理由【ポイントも解説】

ジェニファー

ブログを始めたは良いけど、どこまでくだけた口調で書いて良いのか分からないな……。
何か決まりごとってあるのかな?
どんな口調で書けばいいの?


この記事は、そんな人向け。


私がブログを始めた時は何も分からなかったので、とにかく色々な口調で記事を書いていました。

『です・ます調』、『で・ある調』、時にはちょっと詩っぽくしてみたりとか。その中で、分かっている事を共有します。

ブログの口調、人によって書き方が違ったりして、気になりますよね。これといって正解の無い事かもしれませんが、『こうすれば読んでもらいやすいよ』という指標はあります。

そこで、自分なりのスタンスを見つけて頂ければと思い、この記事を書きました。

この記事を読むと、こんな事が分かります。

  • ブログ記事を書く時に、どんな口調を使えば良いのか
  • ブログの口調で気を付けるポイント
  • 最後まで読んでもらいやすい文章のコツ

それでは、解説していきます。

Contents



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ブログで丁寧な口調を目指す必要がない理由

先に結論からお話すると、特別『丁寧な口調』を意識する必要はないです。

人によって丁寧さのレベルは違うと思いますが、読者にとって失礼な文章にならなければ、ある程度くだけていてもOKです。

何故かと言えば、ブログが読者に読まれるにあたり、気にされるのは『丁寧さ』ではないからです。

丁寧すぎる口調は、ブログ読者には合わない事が多い

たとえば『丁寧さ』を極限まで追いかけていくと、『です・ます調』なら手紙、『で・ある調』なら論文に近い書き方になります。

このブログのように、必要以上に改行を挟むこともなくなり、たとえば挨拶であったりとか、物事の証明にうんと力を入れた文章になるでしょう。


でも、ブログの読者はほとんどの場合、そういった事を気にしていません。最も気にするのは、『速い問題解決』と『読みやすさ』です。


ブログに訪れる読者というのは、問題解決をするためにブログを読みに来ています。つまり文体がどうであろうが、極端な話、筆者がどんな人間であろうが、どんな言葉遣いであろうが、『必要な情報が素早く取得できること』が何より大事です。

中にはそうでない方も居るかもしれませんが、大部分はそうなのです。悪く言ってしまうと、そもそも始めからブログというのは『読み捨てられる事を前提とした媒体』なのです。

たとえば、あなたがGoogleアナリティクスの登録方法を知りたくて、ブログに訪れたとしましょう。

そこで、『拝啓 ブログ読者殿』とか、『本日はお日柄もよく……』なんて文章から入っていたら、『ん? 本編どこかな?』と思いませんか?(ブログだからお日柄はないですね)

そして、さっさとスクロールして、本編だけ読んでGoogleアナリティクスに登録し、ブログを去るのではないでしょうか。

つまり、丁寧すぎる口調には結果として、必要のない文字が増えます。スピーディに問題解決したい読者からすると、『読みにくい』のです。

ブログの目標は、『いかに読者に最後まで読ませるか』

上記で、『さっさとスクロールして~』なんて書きましたが、さっさとスクロールして必要な箇所を読んでくれる読者というのは、むしろ良い読者です。

ネット上には情報が溢れていますから、ブログの読者は「ん? 違うかな」と思ったら、さっさとブラウザバックして別の記事を読みに行ってしまいます。読み捨てられる事が前提のブログは、『最後まで読ませること』が最重要課題なのです。


そのためには、必要な箇所以外をなるべく削ぎ落とす文体・口調が必要です。


ブログにとってのTPOに合った口調とは、『できるだけ読みやすく結論を早くして、読者を納得させるための文体・口調』です。

そこで、文章の構成や内容、すべてについてこの『読者の目的』に沿うよう、スタイルを改造していく必要があります。

それさえ達成していれば、『です・ます調』『で・ある調』にはそれほどこだわりません。ブログの読者は問題が解決できる事が何より大事です。

問題が解決できない文章は、いかに丁寧であっても悪い文章になってしまいます。

そして、この『問題が解決できない』とは、読者が文章に読み難さを感じた時に、ブラウザバックした場合にも当てはまってしまうのです。

ブログの口調で気を付けるポイント

ブログにとっての最重要課題が分かった所で、次にブログの口調で気を付けるポイントについて書いていきます。

ざっと箇条書きにすると、こんな感じです。

『ブログの口調で気にするべきポイント』

  • 読者のターゲットを定める
  • 対話するように書く
  • むしろ文章構成に最大限の注意を払う

順番に解説していきます。

読者のターゲットを定める

前項で『読者の問題解決が最優先事項』と書きましたが、そうは言っても失礼すぎるのはNGです。

やたら馴れ馴れしい文章であったり、押し付けがましい文章であったりというのは、読んでいる相手が不快感を感じてしまい、去ってしまう可能性が高いでしょう。


そこで、読者のターゲットを定める必要があります。具体的には、記事を届ける相手を想像することです。


読者ターゲットは記事ごとに定めるのが理想です。どんな悩みを持って訪れるのか、それはどんな年代でどんな立場の人間なのか。相手の姿をできる限り具体的に想像して、内容を決めていきます。

でも、口調に関して言えばこれは、『少し関係の遠い知人』に伝えるくらいの口調がベストです。近すぎず、遠すぎないくらいの。


ターゲットにしている相手の年代に限らず、フォーマルすぎない丁寧さを意識しましょう。


会社の取引先くらい離れてしまうと、文章もかなり丁寧なものを想定しなければなりません。そうすると、次で説明する『対話するように書く』ということが少しずつ難しくなっていきますので、『知人』くらいが丁度いいです。

実際、失礼がないようにという部分さえ気を付ければ、読者は(基本的には)先人・経験者から情報を得ようとしてブログに訪れるので、悪い印象を抱く事はそこまでありません。

対話するように書く

読者の視線を惹き付けるには、『対話するように書く』というのが大事です。なので、口調もこれに寄っていきます。

とは言っても、カッコを付けて会話形式で書く、という事ではないですよ。ここで言う対話とは、『あなたに話していますよ~』と語りかけるような文章を目指す、ということです。

モノは試しで、以下の2つの文章だったら、どちらの方が読みやすいと思うでしょうか?

対話するように書いていない例

朝の挨拶は、元気に行うべきである。

挨拶に気力が無ければ、『体調が悪いのか』といった不安を他者に与えてしまうばかりか、連続すると『やる気のない人間』だといった印象を与えてしまう可能性すらある。

自分にとっては大した違いではなくとも、朝の挨拶に少し気を付けるだけで、周囲のモチベーションも上がり、やがては個人の評価が上がる事に繋がるのだ。


まあこのままでも悪くはないんですが、ブログで主流なのはどちらかと言えば以下です。

対話するように書いた例

朝の挨拶は、元気に行うと良いでしょう。

たとえばあなたも他の人の挨拶に元気が無かったら、「今日、体調悪いのかな……」と不安になってしまう可能性がありますし、常に挨拶が無気力だと、「この人はやる気が無いのかな」とつい思ってしまいますよね。

あなたにとって大した違いは無いかもしれませんが、朝の挨拶に少し気を付けるだけで、周囲のモチベーションも上がりますし、やがてはあなた自身の評価が上がる事にも繋がるんですよ。

書いている事は変わらないのですが、後者の方がフレンドリーな印象がありませんか?


それは、文章そのものが『あなた』を基準にして書かれているからです。


悩みを持った読者の立場に寄り添うと、読者がブログ内の登場人物になってしまうので、ついつい先を読んでしまうようになります。

むしろ文章構成に最大限の注意を払う

少しだけ話題からは逸れますが、上記のように『読者を巻き込む文体』ができているのなら、どちらかと言うと必要なのは『文章構成』の方です。

先程も触れましたが、ブログを読みに来る人というのは基本的にせっかちです。

そのため、できる限り最短で問題を解決するための文章構成が、『読まれるブログ』を作るためにはとても重要になってくる、という訳なのです。


基本は、『読者の悩み』→『解決策』→『理由・具体例』という順番で述べるようにすると、読者の離脱率が下がります。


この辺りは、『年間100万文字書く私が使うブログ記事テンプレート【楽に書く・読まれる】』という記事で書き方を紹介しているので、もし良ければ参考にして頂ければと思います。

参考年間100万文字書く私が使うブログ記事テンプレート【楽に書く・読まれる】

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ブログはある程度くだけた口調でも大丈夫です

私も昔はブログの書き方としてゴールにしたいポイントが分からず、今思うと無駄な戦略をいくつも試しました。

面白おかしくなるようにギャグを沢山挟んでみたり、逆に文章を削ぎ落として、自分の感想だけに絞ってみたり。

記事ごとのアクセス数や離脱率を見てみると一目瞭然で、『平均滞在時間30秒未満』という、最低なブログが誕生したこともありました……。

今となっては苦い思い出ですが、この記事が何かの役に立てれば幸いです。

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