ブログ記事って書くの大変だなあ……。
1記事ごとに、こんなに考えて時間割かないといけないの?
誰か代行でもしてくれたらいいのに……。
そんな時、クラウドソーシングを使うとブログ記事を書くのを代行して貰えます。
『クラウドワークス』や『ランサーズ』なんかがありますね。
でも今回の記事では、初心者のうちは、こういった仕組みは使わない方が良いよ、といった話をしていきます。
……なんでこんな記事を書こうと思ったかというと、とある『ブログに興味はあるけどまだ始めていない友人』に、こんな事を聞かれたからです。
なんで一生懸命、自分でブログ書いてんの? 記事くらい人に頼んじゃった方が効率良くない?
最近はライターなんていっぱい居るんだし……。
ということで、今回の記事は以下のような人が対象です。
- ブログ始めてまだ100記事も書いてないけど、誰かに頼みたいって人
- 手っ取り早く稼ぎたいから、お金払ってでも代行してもらおうって人
- プロに頼めば良い記事が簡単に手に入るだろうと思っている人
この記事を読むと、こんなことが分かります。
- 何故、初心者のうちにブログ記事代行を考えると良くないのか
- ブログ記事代行を依頼するメリット・デメリット
- 理屈は分かったけどブログ記事を代行してもらうにはどうすれば良いのか
そんな話をする私は複数のブログを立ち上げて5年経過し、ざっくり400記事以上は書いていますが、たぶんこれからも一人で書き続けると思います。
まずは、その理由を説明します。
Contents
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初心者はブログ記事の代行を考えない方が良い理由
特に、『まだ100記事も書いてないよ!』って人はまず、自分で書いてみる事を強くおすすめします。
ブログ記事代行を考えているということは収益化しようと思っているからだという前提で書いていますが、もし違ったらごめんなさい。
初心者のうちは記事の良し悪しの区別が付かない
特にブログを立ち上げて100記事も到達していないような時期って、何から始めて良いのかもよく分からないレベルだと思います。
だから書くのも大変だし、1記事仕上げるのにもすごく時間がかかります。そこで、誰かが代行してくれたらいいなー、って事を考え始めるわけです。
でも、ちょっと待ってください。
このブログでも何度か書いていますが、ブログを読みに来る読者の多くは検索流入です。SNSなんかもやっていて人気があるなら別ルートもあるでしょうが、そうではない場合は8割近くが検索流入になります。
そして、記事を書いてから検索エンジンに評価されるまで、どうしても3ヶ月くらいはかかる訳なんです。
もし誰かに書いてもらったとして、『この記事だったら検索上位狙えるな』と判断できるでしょうか?
どんなキーワードで仕事を依頼すれば良さそうか、イメージできますか?
このあたりがポイントになってきます。
なお、検索上位に表示されないようなら、検索流入ってほとんど見込めないです。
記事を発注して納品されても、その記事が良いか悪いか、アップしてみるまで分からない。確信も持てない。こんな状況では、無駄にお金を払うだけになってしまいます。
せっかくお金を払って記事を沢山仕入れても、ブログの質は上がらず、ただお金を払っただけ……。
こうなってしまうと、一体何のために記事代行を依頼したのか分からなくなってしまいますよね。
ライターは『ブログ運営』のことは知らない事もある
もし、あなたが「クラウドソーシングと言ったって、ある程度ライティングの経験を積んでいる人なんだろうから、記事のクオリティは大丈夫だろう」と思っているなら、これも『待った!』です。
ブログ運営への理解度が高くて優秀なライターの方も沢山おりますが、単価は高めです。
単価を安く受けると、SEO対策などの知識を知らないライターに当たる事もあります。
記事のクオリティが良くても、それが『検索エンジンに評価されるか』という事はまた別です。
これは勉強していくほど分かるようになるのですが、面白い記事、有用な記事を書いたからといって、必ずGoogleやYahooに評価されるとは限りませんし、どちらかと言えば評価されないです。
その記事には、SEO対策がされていないからですね。
私の周りにはライターをやっている友人も沢山いますが、その人達に聞いてみると、SEO対策がなんたるやというのを知っている人はほとんど居なかったです。
……というか、ライティングもできてブログ運営の知識もあるんだったら、むしろクラウドソーシングでライティングの仕事はあまり引き受けないですよね。自分でブログ運営するじゃないですか。
または、十分な生きていけるだけの単価で仕事を受けるのが普通ですよね。その方が発注側も安心できるし、スキルは安売りしないべきです。
ライティングの仕事って結構幅広いジャンルを扱うので、結局の所ググって調べて、それをまとめとして記事に起こす場合が多いです。
つまり、一般のライターは『情報を調べてまとめて文章に起こす人』であって、『ブログの記事を書く人』ではないんですよね。いや、名前のある人に頼めば別ですよ。値は張ると思いますが。
だから、ブログ運営の事がはっきり分かって、『後は誰かに依頼するだけ』くらいの形にならない内は、記事は自分で書いた方が良いです。
ブログ記事を代行してもらうメリット・デメリット
ここでは、ブログ記事代行のメリットデメリットについて語っていきます。
ブログ記事代行のメリット
とはいえ、『記事を作ってもらえる』メリットはかなり大きいです。
- 記事を書く時間(1記事あたり2~3時間)を省略できる
- ブログ運営のみに集中することができる
- 自分が知らないジャンルの情報でもまとめてもらう事ができる
- 自分ではない誰かの経験を記事にしてもらえる
- ライティングの単価は安い(頼む先によっては)
ということで、もし自分が収益化できると確信しているのであれば、記事代行を頼むというのは大いにありな選択かもしれません。それはもう、初心者ではないですけどね。
ブログ記事って意外に時間がかかるもので、ジャンル選定(何書こうかな?)の段階から装飾・チェックなどの仕上げまでを換算すると、どれだけタイピング速度があっても2~3時間くらいはかかります。
私の場合、600回/分くらいのタイピング速度ですが、実際2~3時間くらいかかっています。1秒に10回キーが叩ける計算ですが、結局文章を考えている時間が長いということですね。
これを100記事頼んだとしたら、ざっくり200~300時間くらい浮く訳ですよね。これは相当魅力的な話ですよ。
ブログ記事代行のデメリット
反面、こんなデメリットがあります。
- 『自分で記事を書くスキル』が身につかない
- 質の良い記事が手に入るかどうかはライター次第
- 検索順位は3ヶ月程度待つ必要があり、納品された段階での質は未知数
- 対人のコミュニケーションは面倒
特に、『自分で記事を書くスキル』です。これって、結構重要です。
自分で記事を書かないと、多くの場合は納品された記事が良いかどうか分からない。
かといって、自分で記事が書けるようになってしまうと、納品された記事が自分の思い通りの文章になっているとは限らないので、結局自分で書いた方が良いかもしれない。
ということで、基本『ブログ記事代行』は上級者向けなんですよね。
対人の要素が絡んでくるので、的確に仕事を依頼するコミュニケーションスキルも必要ですし、一人でブログ運営をするのとは違った難しさがあります。
理屈は分かったが、ブログ記事を代行してもらいたい
『初心者にはおすすめできない』のであって、自信があるなら全然やってみても良いとは思っています。
ということで、クラウドソーシングの頼み方について見ていきましょう。
クラウドソーシングを利用してみる
やっぱり大手が安心できます。
クラウドワークス
ランサーズ
ココナラ
クラウドワークスとランサーズは掲載型で、『○○についての記事を○円で書いてくださいな』と仕事を依頼すると、それを受けたいライターからの応募がどんどん集まってきます。
あとは仕事を依頼したい人を選んで記事を納品してもらい、決済するというイメージです。
クレジットカード決済が利用できるので、利用しやすいです。
ココナラは逆に発注側がライターを探すイメージ。ライターの出している提案に乗る形なので、単価は高めですがスキルが高いです。
料金っていくらくらいなの?
記事単価は様々ですが、一般的に記事作成にスキルが必要な場合ほど、単価が高くなる傾向にあるようです。
クラウドソーシングの大手、クラウドワークスでは、以下のような記述があります。
ライティング案件では、文字単価0.1円~2円ほどが相場です。もちろん翻訳や医学記事といった専門的なものであれば、より高額な価格帯となります。
出典:お仕事別!クラウドソーシングの相場について!
ということで、1記事あたり2,000~3,000文字相当の記事を100記事頼んだ場合、20,000円~600,000円という、かなり幅広い金額差になるようです。
当然単価を高くすればお金がかかりますが、良いライターに記事を書いてもらえる可能性が高くなります。
実際、生活するんだったら1文字単価2円でも結構キツいです。3,000文字の記事を1つ書いて6,000円で、そこから手数料が引かれて……。ライターの苦労が見えますね。
結論:ブログ記事代行は戦略が定まっているならアリ
結局、ブログ運営の事を知っている人がブログ運営の事を知っている人に依頼するのなら、どちらもWin-Winの関係になりやすいです。
反面、「0.1円で依頼すれば安くあがるしいいや~」と安請け合いすると、ギャンブル要素が高そうですね。
『勝手に記事を書いてもらえる』ではなく、『ビジネスとして人から人へ仕事を依頼する』という目線で捉えましょう。そうすれば、失敗する可能性を下げられるはずです。
その上で、ブログで収益を得る戦略を立てて記事を発注するのなら、むしろアリだと思います。そこまでできるのなら初心者ではないです。
サービスはうまく活用して、上手にブログを運営しましょう!