どうしても会社に行きたくない時ってありますよね。
仕事で嫌なことがあった後や、人間関係が悪化した時などは特にそうです。
少し時間を置けば復活できるから、会社を辞めるほどではない。でも、どうしても仕事に行きたくない。
誰でも一度はこんな経験をしていると思います。
今回は、そんな時、どうしても重い腰が上がらない時に会社を休むための方法について書いていきます。
私は今ではこういった想いを持つことはそこまでありませんが、最初に居た会社ではかなり頻繁に感じていました。
これって、実は仕事そのものに原因がある事も多いんですよね。
後半は、もっと重要な『休みたくなる原因の分析』についても説明していきます。
今、どうしても仕事に行きたくなくて、休む理由を探しているという方のために。
それでは、さっそく本編に進みましょう。
Contents
スポンサーリンク
仕事に行きたくない時の休む言い訳2つ
ということで、いきなり結論から言ってしまうと、特に大きな理由ではないけれど仕事に行きたくない時の言い訳は、以下2つが有力です。
- 体調不良で病院に行きます
- 家族が調子悪いので付き添います
というか、万人に使える方法はほぼこれしかないですね……。
ただ、下手に使うと懸念を持たれてしまう可能性もあるので、実際にどう使うかを詳しく説明します。
これも後で書きますが、私の個人的には、仕事に行きたくないと抵抗感を持っている時に休むのは、別に悪いことではないと考えています。
仕事に集中できない中で出社してグダグダやるより、1日休んで気合を入れ直した方が、結果として良くなる事が多いです。
こういった問題は内側に強いストレスを感じている事が多く、『たるんでいる』という一言では片付けられない側面があるんですよね。
ただ、特にあてもなく休むと、罪悪感の分だけ抵抗が増してしまうという悪循環に陥ってしまう事があります。
これは問題なので、対処法を合わせて書いていきます。
1.体調不良で病院に行きます
仮病の時の鉄板ワードですが、社会人なのでちょっとした体調不良を言い訳に休むというのは好ましくありません。
つまり、『頭が痛い』『腹が痛い』『調子が悪い』という、あまり具体的でない状況説明です。
こういう時は「風邪を引いてしまったかもしれないので、本日は休みを取って病院に行きます」と話す方が、変に勘繰りを入れられなくて済みます。
実はこれ、あながち嘘とも言い切れない側面があります。
仕事に行きたくないと感じている時は、大抵心にダメージを受けている時です。
それが心の風邪(うつ病)に発展する前に、大事を取って休みます、という事です。
最終的には「寝たら少し良くなったので、1日休んで回復しました」と、病院に行かずに復帰しても大丈夫です。
まあ有給休暇を使う訳ですから、それで深くツッコミを入れてくる人はあまりいないでしょう。当時、私の周囲にはいましたけどね……。
あんまり休みすぎて仕事に支障が出ると問題ですが、会社勤めをしていると、1日休んだところで何が変わるわけでもない状況というのは出てきます。
できれば他の人に迷惑をかけないよう、そういったタイミングで休めると良いですね。難しいかもしれませんが。
「仕事に行きたくないという理由で休んでしまった」と変に落ち込んでしまうのが、本当に誰のためにもならない選択です。
心の問題って、はじめは些細な気持ちだと思ってごまかしていたストレスが積もりに積もって、やがて限界が来るんです。
風邪と一緒ですよ。だからもう、割り切って体調不良なんだと思って、休みましょう。
2.家族が調子悪いので付き添います
協力してくれる家族がいる場合は、これも候補に上がります。
誰も人のプライベートに関わろうとはしませんので、ほぼ問題にはなりません。
たとえば、親や夫・妻、子供などですね。
逆の立場で言われてみると、踏み込んではならない領域であることがよく分かります。
前述の内容と違い、これははっきりと嘘です。
でも、別にためらう必要はないです。言う時は言いましょう。
仕事に対して抵抗感が生まれている時点で、もう100%の力を発揮して仕事するなんていうのは、ほぼ無理なわけです。
どうせ風邪をひいたら休むんです。1日程度で復活できるなら、安いものではないでしょうか。
無理をして仕事に行った結果、余計に抵抗感が生まれてしまう事の方が余程問題です。
ただ、この理由は協力してくれる家族がいる場合に限ります。
親がピンピンしているのに、何も相談せず「救急車で運ばれました」などはやめましょう。
一転して、色々な人に迷惑をかけてしまう事になりかねません。
ちゃんと復活するために
1日程度休みを取るのは別に構わないと思いますが、大切なことは『きちんと職場復帰する』ということです。
これができないと、最初はちょっとした迷惑だったものが、次第に肥大化して大きな迷惑をかけることになってしまいます。
それほど大きく行けない理由があるのなら、早く転職した方が良いくらいです。
でも、それを言えないから休んでしまう方もいると思います。
この場合、『なんだか行きづらい』という風に曖昧に考えるのではなくて、一度腰を落ち着けて、自分が会社に行きにくくなっている原因を把握した方が良いです。
そうしないと、なんだか分からないままズルズル休み続けてしまい、仕事に行くことのハードルがどんどん高くなっていってしまうからです。
実はこれ、私も経験した事があります。
当時はなんとか重い体を動かして会社に行きましたが、本当は原因を追求する必要があったと感じています。
仕事に行きたくない時、『休む』まで行かないために
本当は、仕事を『やりたくないけど生きていくためにしなければならないこと』と捉えるより、『生きたいくために必要で、自分がやりたいこと』だと捉えた方が、何かと得です。
「それができたら苦労しないよ」という声が聞こえてきそうですが、意外とこれ、自分の気持ちひとつなので、うまく自分を動かすことができたら達成できることです。
私自身がそうだったので経験として思うのですが、『仕事に行きたくない』と感じるのは、自分のコントロールがまだうまくいっていない状態だと感じています。
ただ、コントロールと言っても、必ずしも自分だけに問題がある訳でもないです。
人と環境によってコントロールが簡単・難しいという要素はあるので、すごくコントロールが難しい環境にいるのかもしれません。
休む原因を詳しく考えてみよう
仕事は行きたくないもの、そういうものだと思わないで、『自分が仕事に行きたくない理由』を少しばかり考えてみましょう。
と言っても、「何も理由がない」となってしまうかもしれません。
でも、こう考えてみるのはいかがでしょうか。
「仕事に行きたくない理由がない」というのは、言い換えると「仕事に行きたい理由もない」という状態です。
必要なのかもしれませんが、仕事に行きたいと思っていないんですよね。
これには様々な理由がありますが、それを『外的要因』と『内的要因』に分けて考えてみます。
これは、『外部からくるどうしようもないこと』と、『自分の中で変えられる可能性があるもの』という意味です。
こうやって考えていくと、自分の事をもっとよく知ることができるのでおすすめです。
外的要因が原因で行きたくない場合
外的要因には、たとえば『上司』『同僚』などが当たります。
自分の中でコントロールできないことが原因で、仕事に行きたくないと感じている場合です。
あまり意識されていないであろう部分でいくと、特に意識していなくても、「自分に興味を持ってくれない」というのは、ダメージを受けるひとつの原因です。
「好きの反対は嫌いではなく無関心」という言葉があるように、自分のことをどうでもいい・関わりたくないと考えている相手と無理に付き合うのは、十分負担がかかります。
しかし、『相手が自分に無関心』というのが「仕事に行きたくない原因」なんだと、すぐに結びつく方は少ないはずです。
嫌われている訳ではないですからね。
そうすると、心が辛くなっているのに原因がわからないので、「なんとなく仕事に行きたくない」「自分はたるんでいるんだ……」と思えてしまう、という事が起こります。
このように、自分が意識していない『外的要因』も実は、沢山あります。
だから、じっくり考えてみていただきたいのです。
外的要因は、基本的に解決することができません。
たとえ仕事の内容が悪くなかったとしても、心に負担のかかる相手がいる場合は、転職を検討した方が良いかもしれません。
仕事の内容がハードかどうかより、心を楽にして共に仕事ができる人がいるかどうかの方が重要です。
内的要因が原因で行きたくない場合
内的要因は、「自分がスキル不足で迷惑をかけている」ことや、「どんな場所でも長期間の仕事が続かない」場合などが挙げられます。
職場の環境がどんな状況でも続けられないなら、それは自分自身に原因があると考えるべきです。
この場合、色々な原因はあるかもしれませんが、多くのことが『目標を立てる』ということを深く実践することで、回避できます。
なぜかというと、どんな状況であれ『自分が仕事をする』というのはエネルギーを使うことで、なにもない状態からは達成できないからです。
ある程度の目的意識と到達のための作戦が必要です。
自分の中で仕事に行きたい状況を作るためには、下記2点を両方満たす心構えが必要です。
- こうなりたいという目標
- 『このように行動すれば目標達成できる』という作戦
この2つが揃えば、あとはやるだけですよね。
逆に言えば、どちらかが欠けている状況なんです。「こうなりたい」という希望がないか、それがあっても辿り着く方法がわからない。
たとえば前述の「自分がスキル不足」という問題も、どちらかと言えば『スキル不足を解決する方法がわからない』という側面の方が強いはずです。
もし解消する方法が分かっていたら、「自分がスキル不足」という問題では悩まないですよね。
「どんな職場でも長期間続けられない」というのは、「こうなりたい」という目的意識がないからです。
別に理由もないのに、「毎日筋トレをしてください」と言われても、それが続かないのと一緒です。
なので、まずは目標を持つ所から始めるのがいいかなと。
休む原因はだいたい複合している
ということで、今回は『仕事に行きたくない時に休む言い訳』と、『休む原因』について書きました。
休む原因を2つに分けて書きましたが、実際には複合している事が多いです。
自分の中で一番のネックになっているのが何なのか、優先順位を付けて考えてみると、より改善できる可能性が高まるでしょう。
1~2日休む程度なら風邪でもありうる事なので、それは特に支障をきたすことはないはずです。
心が辛くなる前に、対策を考えてみていただければと思います。