小説の書き方

【初心者向け】パソコンで小説の書き方、ソフト導入から画像で解説!【サクラエディタ編】

クリス

パソコンで小説を書いてみたいけど、どうしたら良いのかさっぱり分からない……。

特にパソコンを触り慣れていない方にとっては、はじめのうちはピンと来ない単語が多くて、困ってしまいますよね。

私が初めてパソコンに触れたのは確か10歳頃だったかと思いますが、最初のうちは正直、『この箱で一体何するんだろう』レベルでした。

キーボードだって、紙に文字書いた方が遥かに速いですし……。


でも、慣れれば紙よりも速く書けるようになりますよ。今回は数ある書き方の中でも、最も簡単にできる方法を説明していきましょう。

この記事を最後までお読み頂くと、パソコンで小説を書くために必要なソフトのインストールから執筆、そしてファイルとして保存するまでの一連の流れを学ぶ事ができます。

小説の内容についてのハウツーは以下の記事で紹介しておりますので、興味があればご一読頂けると嬉しいです。

Contents

【初心者向け】小説の書き方のコツをたった5千字で超簡潔に説明する

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まずはパソコンで小説を書くための環境を揃えよう。

パソコンで小説を書くためには、まず『テキストエディタ』というものが必要になります。

『テキストエディタ』というのは、紙に文字を書くように、パソコンで文字を書いて保存するためのツールのことです。

ものすごく簡単な方法からいきましょう。Windows10を利用している方であれば、左下の『ここに入力して検索』という部分に、『notepad』と入力してみてください。

『最も一致する検索結果』に、『メモ帳』が表示されたかと思います。これを選択して、起動していきましょう。

このように、真っ白な画面が出現します。

ここに文字を書いてみましょう。白い画面をクリックして、キーボード左上の『半角/全角』キーを押すと、画面の右下の『A』マークが『あ』に変わります。これで、日本語を入力する事ができます。

アルファベットに戻したい場合は、もう一度『半角/全角』キーを押せばOKです。

……あ、デフォルトはローマ字入力なのでご注意ください。

半角/全角キーを使って、アルファベットと日本語を切り替えて書いていきましょう

このように文章を自由に書いていき、『名前を付けて保存』をすれば、小説を書きためていく事ができます。

書いた小説はどこかに保存しておかなければならないので、『マイドキュメント』にでも保存しておきましょう。

マイドキュメントがひどく散らかっていたので同じ名前のフォルダを作りました。ご容赦ください。

原則、パソコンで小説を書くというのはこれだけの作業なんです。何も難しい事はありません。

……ただ、『メモ帳』で小説を書き続けていると、欲しい機能や困る事が色々と出てくるんです。ここがとっても問題。
たとえば、以下のような部分です。

  • 文字数をカウントしたい
  • 投稿用の小説を印刷したい
  • 途中で登場人物の名前を変えたので、一括で変更したい
  • プロットと本文を分けるためにはどうしたら良いの?

このような部分です。

というわけで、メモ帳以外のソフトを導入してから書きたい所なんですが……

当ブログでは、『サクラエディタ』を使って書く方法を紹介します。

※この記事では有料のツールを利用しませんので、ご安心ください。

何故サクラエディタかというと、ある程度基本的な機能が全部揃っていて、導入も簡単だからです。
私の小説は全部、このエディタを使って書かれています。

Microsoft Wordが一般的じゃないかと思われそうですが、小説を書くにあたり重要なのは文章なので、文字サイズの調整やら太字やら色指定やらというのは、正直邪魔に感じられる事が多いなと感じております。なので、サクラエディタです。

ここは個人差があると思いますので、気にならない方はWordでも良いと思います。この記事では文章に余計な要素が追加されない、サクラエディタを解説していきますね。

まずは、インストール(導入)方法から順番に見ていきましょう。

パソコンで小説が書ける、『サクラエディタ』のインストール方法

『サクラエディタ』というのは、『メモ帳』に変わるテキスト入力ソフトのことです。いやー、これが便利なんですよ。

まずは公式サイトのリンクを下に用意しておきますので、以下の場所にアクセスしてください。

なお、右クリックで『新規タブで開く』を選択すると、この記事を残したまま開く事ができるので、便利ですよ。

公式サイトに移動すると、以下のような画面になります。

https://sakura-editor.github.io/download.html

出典:ダウンロード - サクラエディタ

ここで、V2(Unicoe版)のダウンロードリンクをクリックしましょう。
別ページに飛びますが、しばらく待っているとダウンロードが始まります。

ダウンロードが完了したら、『sakura_installx-x-x-x.exe(xには数字が入ります)』をインストールしていきましょう。

プログラムを実行するためには、ダウンロードした場所にあるexeファイルをダブルクリックします。
『サクラエディタをインストールします。続行しますか?』と表示されるので、『はい』を選択します。

デバイスへの変更確認が出るので、『はい』を選択します。

セットアップウィザードが開始されるので、『次へ』を選択します。

インストール先のフォルダも標準で良いので、『次へ』を選択します。

コンポーネントの選択です。何も触らず、『次へ』を選択します。

スタートメニューへのショートカット作成です。『次へ』を選択します。

追加タスクの選択では、私は『SAKURAで開く』が欲しいので、ここだけチェックを入れています。
(テキストファイル等を右クリックした時に、デフォルトで使っているソフトが何であっても、サクラエディタで開くことができるようになります。)

『次へ』を選択します。

最後の画面です。『インストール』を選択します。

お待たせしました。これでインストールは完了です。

パソコンで小説を書くために、サクラエディタを使ってみよう。

ここでは、サクラエディタを利用して小説を書いていく方法を記述していきます。

文章をサクラエディタで書いてみよう

さて、まずはインストールしたので開いてみましょう。上記の手順に従えば、スタートメニューにサクラエディタの項目が入っています。クリックでサクラエディタを起動します。

開いてみると……おや。メモ帳よりも、なんだかごちゃごちゃとありますね。
まずはメモ帳の時と同じように、画面に『あいうえお』と入力してみましょう。

メモ帳の時と同じように、画面をクリックするとカーソルが表示され、キーボードで入力することができるようになります。

入力してみると、各行の左に『1』『2』『3』と、行番号が入っているのが分かると思います。

サクラエディタは、『今書いているのが何行目』かというのが、このようにひと目で分かるようになっているんです。メモ帳にはありませんでしたね。

画面下のバーを見てみると、『3行 11桁』と、ちゃんとメモ帳の時と同じように、今カーソルがどこにあるのかもひと目で確認することができます。

『CRLF』や『SJIS』は、『改行コード』や『文字コード』と言うのですが、小説を書くだけであれば特に気する必要はないので、読み飛ばしてしまってOKです。

書いた小説の、保存の仕方について

沢山メニューはありますが、ここでは小説を書くために必要な最低限の事だけ覚えていければと思います。まずは保存の仕方について。

沢山項目はありますが、結局の所『名前を付けて保存』です。

サクラエディタの『名前を付けて保存』は、場所が分かりにくいので注意しましょう。 図の例でいくと、上から5番目です。

もし一度保存した小説に追記した場合は、『上書き保存』です。ただし、上書き保存をすると前に書いてあった事は消えてしまいますので、追記の場合のみ利用するようにしてください。

うっかり書いてあった文章を消してしまったら、ショックが大きいですからね(なお、私は常習犯です)。

『名前を付けて保存』はキーボードの『Shift + Ctrl + S』、『上書き保存』は『Ctrl + S』でも行う事ができます。

慣れてくると、こちらの方が早くておすすめですよ。

特定の語句を検索したい場合

さて、サクラエディタを使って小説を書いていくと、以下のような理由で『検索』機能を使う事があります。

  • この登場人物、前にこんな事を話してただろうか……
  • あれ? この登場人物、A君の事をなんて呼んでたっけ?

などなど。

文章を検索するには、メニューから『検索』→『検索(F)…』を選んでいくか、キーボードの『Ctrl + F』を利用します。
こちらも、慣れてくるとキーボードの方が早くておすすめです。

サクラエディタの前面に、こんなウィンドウが登場します。

検索メニューから、『検索(F)…』をクリック。
この画面になります。

使うのは、『条件』と『上検索』『下検索』です。

『条件』には、検索したい語句を入れます。『上検索』で現在のカーソル位置から上へ、『下検索』で現在のカーソル位置から下へ検索を行う事ができます。

なお、検索した語句は下の画像のようにハイライトされるので、見やすく安心です。

ほとんどデフォルトのままで動作しますが、意味が分かるまでは『正規表現』の項目はチェックを入れないようにしましょう。

『正規表現』というのは、ある程度ルール化されたあいまい検索(3桁の数字を検索など)や、先頭や末尾を検索するために使われますが、小説ではあまり利用しないので、一旦無視してもOKです。

もしチェックを入れると、『.』や『?』、『^』『$』などの文字があいまい検索用の文字として扱われてしまい、うまく検索できなくなってしまいます。

主にプログラミングで利用する事が多いように感じます。

特定の語句を置換したい場合

今度は、置換を見ていきましょう。『検索』→『置換(R)…』を選択していくか、『Ctrl + R』です。

今度は、『置換(R)…』です。
画像は入力済みです。

ご覧のように、項目は『検索』を基本として、そこからさらに増えています。試しに置換を行ってみましょう。

『置換前』に変換前の語句、『置換後』に変換後の語句をそれぞれ入力して、『上検索』『下検索』を押すと、『置換前』項目に入力していた文字がハイライトされ、選択されます。

このとき、選択された状態で『置換』ボタンを押すと、その項目を置換する事ができます。

なお、今のカーソル位置に関わらず一括で変更して良い場合は、『すべて置換』を押すとスムーズです。便利ですね。

この場合も、『正規表現』は外しておきましょう。

『すべて置換(A)』を押した後。無事、『いう』から『いわない』に変化しました。

パソコンで書いた小説をWebの世界で公開しよう!

さて、ここまでできたらPCを使って小説を書くという部分に関しては、まず問題なくできるようになっているのではと思います。

そうなると、今度はWebで公開をしてみたいですよね。

というわけで、Web小説の書き方で必要なサイトや作法などをまとめました。以下をご覧ください。

【小説の書き方】web小説を公開する時、気を付けるべき3つのこと【初心者向け】

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なお、サクラエディタで『Ctrl + A』を押すと全選択をする事ができ、『Ctrl + C』『Ctrl + V』などのコマンドを利用して、Wordなどにコピーをすることもできます。

縦書きで印刷したい場合などもあるかと思いますので、その場合はWordにコピーしましょう。サクラエディタは、あくまで文章を書くツールとして使って頂ければと思います。

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