SEO対策は検索順位を気にするのが重要って事らしいけど、
Rank Trackerって登録方法とかイマイチよくわからんな。
Macしか持ってないのに、困ったぞ……。
そんな悩みに答えていきます。
SEO対策では、検索順位をチェックするのが大事ですよね。
これをしないというのは地図を見ずに目的地を目指すようなもので、そのブログがどんなパフォーマンスを発揮するのか誰にも分かりませんし、改善もできません。
そこで検索順位チェックツールを使おうという話なのですが、これはWindowsでは『GRC』、Macでは『Rank Tracker』を使うのがわりと一般的です。
GRCは制作元が日本なので分かりやすいんですが、Rank Trackerは海外なので、どうしても我々日本人には敷居が高く見えがちです(注文もドルだし……)。
ということで、この記事ではこんな問題を解決します。
- Rank Trackerの料金と注文方法
- Rank Trackerの基本的な使い方
- 日本人でも簡単に注文ができるように大量の画像を使ってやさしく説明
それでは見ていきましょう。
Contents
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Rank Trackerってつまり何なのか
まずは『検索順位チェック』の必要性がいまいち分からない方のために、改めて解説していきますね。
『検索順位チェック』とは?
自分のサイトに記事を追加していく時、SEO対策を考えるのであれば、基本的には読者ありきで記事を作成していくわけです。
つまり、『読者はGoogleなどの検索エンジンを使って、こんなキーワードで検索をするだろうな』という事を先回りして、そこに記事を置いてくる。
SEO対策では、こんなイメージでブログを書いていきます。
この時、自分が書いた記事が『読者に優しく』、『検索エンジンにも優しい』構造であれば、検索順位の上位に表示される事になります。
でも、記事を書いた最初のうちは、当たっているかどうかは分からない事が多いんですよね。
検索エンジンからの評価が決定するまでは、どうしても3ヶ月くらいはかかります。
そこで、どうしても『継続的に検索順位をチェックしながら』上位に行くことができるように、記事をリライトしていく必要があります。
こんな時、自分のサイトに追加した記事のキーワードが何か分かっていれば、Googleで実際に検索してみればいいんです。
でも、多くのサイトは100キーワード以上調べ倒す事になるので、そんな事をやっていたら検索順位チェックだけで3日くらいかかってしまいます。
だから、『GRC』『Rank Tracker』のような検索順位チェックツールが必要になると、そういう訳なのです。
別にWebに無料のツールあるし、それで良くない?
確かに、『検索順位チェッカー』などのWebツールを使えば、無料で3キーワードくらいは調べる事が可能です。
でもそれだと、Webページを見て、ボタンを押す作業が必要になりますよね。
RankTrackerなどの有料チェックツールは、毎日決まった時間に、自動的に検索順位の収集を行ってくれるので、そこに実用価値があるというわけです。
Rank Trackerでできること
そんなわけで、Rank Trackerでできることは概ね、以下の3点に集約されます。
- 自分のサイトの記事が狙ったキーワードで何位かが分かる
- 検索順位の推移が継続的に確認できる
- スケジュールを設定しておき、自動的にチェックさせる事ができる
基本の使い方はこれだけで大丈夫です。あとは、目的に応じてこんな使い方もできるようになっています。
- 検索キーワードをグループ毎に管理できる
- 競合サイトの検索キーワードも分析できる
- ドメインパワーも確認できる
- キーワードプランナーとしても利用できる
このあたりはオプション的な機能なので、この記事では基本的な使い方について説明します。
Rank Trackerの料金
続いて、Rank Trackerの料金について見ていきましょう。
2021年4月現在では、無料ライセンス、149ドル/年のProfessional、349ドル/年のEnterpriseというコースがあります。
個人でやる分にはProfessionalで困る事はないので、まあ為替レートにもよりますが、概ね18,000円くらいですね。
月で計算するとまあ2,000円はしないかなという感じで、機能のわりには安いなと思います。
参考までに、GRCでは以下のように制限されています。
プラン | 価格 | 検索キーワード数 |
ベーシック | 4,950円/年 | 500 |
スタンダード | 9,900円/年 | 5,000 |
エキスパート | 14,850円/年 | 50,000 |
※プロとアルティメットは個人、特に初心者の用途では考えにくいと思うので外しています。
5,000を超える事は個人サイトでは珍しいでしょうけど、500はちょっと心許ないですよね。(心許ないというか、ブログを継続しているとわりと超えます……)
一般的には、個人のGRCではスタンダードを使う事が多いように思います。
ちなみに、Rank Trackerには検索キーワード数の制限などはないです。機能が豊富で、ライバルサイトを調べたり、キーワードの調査なんかもできます。
GRCにはそういった機能はないですが、Rank Trackerと比べて安い、という対比構造になっています。
まあ、どちらもMac・Windowsでそれぞれ動かすものなので、ご自身が利用しているOSに合わせるのが良いかなと私は思います。
Rank Tracker - 料金の謎
『価格がProfessional版でも299ドルなんだけど?』
Rank Trackerの無料ライセンスを使って、アプリケーション側から注文ページに移動すると、『SEO Power Suite』の総合ライセンスページに移動します。これが299ドルになっています。
これは、『Rank Tracker』『Website Auditor』『SEO SpyGlass』『Link Assistant』を全て使うためのライセンスで、Rank Trackerのページから『Order(注文)』をクリックすると、普通に149ドルで買えます。
Rank Trackerのインストール方法
ここが結構よく分からない部分が多かったので、画像付きで少し丁寧に解説しますね。
Rank Trackerをダウンロードする
まず、Rank Trackerの公式ページに移動します。
前述の通り、日本版のページでは購入できないので、SEO Power Suiteの公式ページからダウンロードするようにしましょう。(日本語で普通に使えます)
名前とメールアドレスを入力して、『ダウンロードする』ボタンを押します。
『ダウンロードを許可しますか?』と表示されるので、『許可』を押しましょう。
ダウンロードが終わるまで少しかかります。待ちましょう。
Rank Trackerをインストールする
ダウンロードが終わったら、『ranktracker~~~.dmg』をクリックします。
すると、インストーラーが解凍されるので、こちらをダブルクリック。
もちろん、『開く』を押しましょう。
これで、インストールが始まります。
インストーラーが立ち上がります。『Japan』を選択して、『次へ』を押しましょう。
利用規約の確認です。一通り読んだら、『承諾する』を押しましょう。
インストールツールの選択です。特にRank Tracker以外を使う事はありませんが、私は全てチェックを入れました。(Rank Trackerだけでも大丈夫です)
『次へ』を押しましょう。
しばらく待ちましょう。
これでインストール完了です。今度は簡単な設定を済ませてしまいましょう。
Rank Trackerのサイト設定を行う
続いて、自分のサイトをRank Trackerに設定していきます。
Rank Trackerを起動して、サイトURLを登録する
普通にインストールすると、Finderを開いた後、『アプリケーション』→『Link-AssistantCom』と移動すると、フォルダ内にこんな風にアプリケーションが入ります。
『Rank Tracker』を開いてみましょう。
最初に起動すると、こんな画面になります。
『新規』を選んで、自分のサイト情報を登録していきましょう。
まずはサイトURLを登録していきます。URLを入力して、『次へ』を押しましょう。
Googleアナリティクス・サーチコンソールと連携する
次は、Googleアナリティクスとサーチコンソールの登録です。
こちらもGoogleのアドレス・パスワードでログインするだけなので、そんなに難しくはないです。まずは左上の『Google Analyticsアカウントと接続する』からいきましょう。
こんな画面になるので、『クリックしてアカウント設定の入力を行います』を選択します。
Googleにログインする事になるので、メールアドレスとパスワードでログインしましょう。
ワンタイムパスワードを利用している場合は、ワンタイムパスも合わせて入力します。(この最初の連携時、一回だけ入力を求められます)
こんな感じで、アカウント名とプロパティにそれぞれ情報が入ります。
確認できたら、『OK』です。
続いてサーチコンソールです。こちらも『アカウントに接続』を押して、Googleでログインするだけです。
こんな感じで、サイトのURLが入ります。
キーワード登録・検索エンジンの指定
次は検索キーワードです。検索順位をチェックしたいキーワードを、いくつでも登録することができます。
ここでは1行につき1つのキーワードを入力していきます。複合キーワードの時は、スペースを空けて1行に入力です。
『まだブログを開設して間もないよ!』という場合は、とりあえずこのまま『次へ』を押してしまって大丈夫です。
続いて、検索エンジンを選択します。
このままだとアメリカのGoogleで評価する事になってしまうので、これは望ましくありません。『さらに検索エンジンを追加する』で日本版を追加しましょう。
検索窓に『Japan』と入力すると早いです。私はGoogle、Yahoo、Bingくらいは登録するようにしています。
ついでにUSAは要らないので、消しましょう(左の窓でUSA版のGoogleにフォーカスすると、『×』マークが出現します)
左の窓がJapanの検索エンジンのみになったら、『完了』です。
ひとまず、最初の設定はこれで完了です!
……ただ、このままではまだ無料ライセンスなので、『作成したプロジェクトが保存できなかったり』『検索キーワードを増やすとエラーが出たり』します。
続いて、有料ライセンスに登録していきましょう。
Rank TrackerをProfessionalライセンスにする
まずは先程と同じように、SEO Power Suiteのサイトにアクセスします。
最初に説明した通り、Rank Trackerアプリケーションからサイトに移動するとややこしいので、Google検索からいきましょう。
Rank Tracker Professionalライセンスを購入する
今度は左下の『注文』を押していきます。
Professionalライセンスを購入していきます。『今すぐアップグレード』を選択します。
PayPalとApple Payが使えます!
私はApple Payが楽だったのでそれで購入しましたが、クレジットカード番号を入力して購入することもできますよ。
それぞれの方式で購入しましょう。
『メールアドレスにライセンスの詳細を送ったよ』的な画面に遷移します。
Rank Trackerにライセンスキーを登録する
入力したメールアドレスの受信箱を開いてみましょう。
こんな感じで、Rank Trackerのライセンスキーが届いています。
『Registered by』に名前、『Registration key』にライセンスキーが表示されています。それぞれ必要になるので、メールはこのまま開いておきましょう。
Rank Trackerを開いて、Macのメニューバーから『ヘルプ』→『情報を登録』と移動すると、自分のライセンスが見えます。
『登録者』に『Registered by』、『登録キー』に『Registration key』をコピペして『OK』ボタンを押します。
すると、赤線を引いた『ライセンスの種類』が『Professional License』に変わります。
ここまでやれば、Professionalライセンスの登録完了です!
Rank Trackerの基本的な使い方
これで、有料版Rank Trackerの機能が使えるようになりました。
ここでは使い方を見ていきましょう。
自分用のワークスペースを作成する
改めて画面を見てみると、こんな感じになっています。
- 『キーワードとランキング』
それぞれの検索キーワードで、自分のサイトのどの記事が認識されていて今何位か、というのがひと目で分かります。 - 『ランキング進捗』
前回の情報取得からどう変わったかが分かります。 - 『ランキングの詳細』
文字通り、様々な情報が1ページに集約された画面です。 - 『トップ10内のキーワード』
自分のブログの『売れ筋記事』が何か分かります。 - 『オーガニックトラフィック』
どの順位で、記事がどれだけクリックされたかが分かります。
これだけでも十分すぎるくらいなんですが、私は自分用のワークスペースを作成し、必要な情報がすぐに確認できるようにしています。
赤マルで囲った『+』を押すと、新しいワークスペースが作成できます。
以下の情報をひと目で見られるようにしています。
- 『キーワード』検索キーワードです。
- 『タグ』キーワードに付けられるタグの表示です。
- 『注意』リライトした場合などでコメントを記述できるスペースです。
- 『Google.co.jp Rank』検索順位です。
- 『Google.co.jp URLが見つかりました』ヒットした記事URLです。
- 『Google.co.jp 差異』前回の順位からの変動値です。
- 『検索数』過去30日間の検索回数です。
- 『KEI』キーワード効率指数です。高いほどトラフィックが増えます。
- 『競合性』低いほど競争相手が少ない事を示します。
すべて選択して『OK』を押せば、簡単に新しいワークスペースが作成できます。
検索順位チェックをスケジューラーに登録する
このまま『ランキングを確認する』ボタンでも手動で確認できますが、時間がかかるので定期的に実行して欲しいですよね。
ここでは、ランキング確認をスケジュール化する方法を説明します。
Macのメニューバーから、『環境設定』→『スケジューラー』です。
ここで時間指定を設定できます。
『追加する』を押していきましょう。
指定したいプロジェクト(サイト)を選択して、『次へ』を押しましょう。
時間指定です。
私は、『毎日』『8:00』としました。『次へ』を押します。
ご覧の通り、スケジュールが入りました。
右のチェックが『オン』になっていれば大丈夫です。
一応、スリープしているとチェックが走らないので、私は事前にスリープ解除するようMacを設定しています。
Rank Trackerも慣れれば最高のツールに
私はずっとParallels Desktop上のWindowsでGRCを使っていて、それで満足していたので、あんまり手を出す気も無かったんですが……
正直、Macの場合はRank Trackerの方が見やすくて良いなと思いました。
色々いじってみると、競合分析やキーワードプランナーなんかも本家より便利でいいなあーと思います。
Googleキーワードプランナーって便利なんですが、ちょっと重いんですよね。回線速度の問題かもしれませんが。
今後はRank Trackerでブログを運営していこうと思っています。
よろしければ参考にしてみてください。それでは!